馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

カムチャッカ⑤-山と海-

Привет!

全然2日目が終わらないカムチャッカ編ですが、どんどん書いていこうと思います。おそらく最も中身が濃かった日だったからでしょう。

さて、ラクダ山のふたこぶの間まで登り切って休憩していた私たちですが、ここで安心してはいけません。ガイドさんが「休憩を終わります!頂上目指すぞー!」と言い始めました。あ、ここで終わりじゃなかったのか。頂上(こぶの上)は狭くて全員で休憩できないので、こぶの間で休憩していただけのようです。

5分も登るとすぐに着きました。 向こうに見えるのがもう1つのこぶです。実はこちらの方が少し低く、ガイドさんに標高を訪ねたところ1210mくらいではないかと言われました。あちらの高い方のこぶが1230mだそうです。ただ、向こうの頂上に登るには、それこそ断崖絶壁用のロープなどは必要そうだったので諦めました。

頂上からの景色はこんな感じです。 ここからおりるのですが、かなり細かい砂の上をほとんど滑りながら下る格好になりました。どう頑張っても靴の中に砂が入って来ます。足元に集中しながら一歩一歩歩いていると、突然前のお姉さんに「どうしてロシア語が話せるの?」と話しかけられました。旦那と二人で「モスクワに住んで一年になるから」と答えると、そこから話がどんどん膨らみました。なんとそのお姉さんもモスクワに住んでいて、私たちと最寄駅が一緒だったのです。すごい偶然!ちなみに「一年前でよかったね。モスクワもこの10年ですごく変わったから。10年前なんてこんな感じだったわよ(カムチャッカの火山を見渡しながら)」とのことでした。 いや、モスクワがこんなわけないやん。と突っ込みたかったのですが、私たちは砂に足を取られまいと必死だったので無理でした。こんな状況で冗談が言えるお姉さんはかっこよかったです。

またあのクレバスを飛び越えて、やっとベースキャンプに戻って来ました。いくつかある建物の中に「столовая(食堂)」となぜかカタカナで「キッチン」という看板がかかっているものがあったのですが、そこの中でお昼ご飯です(この時すでに15時前) オリビエサラダ(写真外)と米に魚のピカタ。やっぱりカムチャッカはどこに行っても魚なのね!!とテンションが上がります。美味しかったです。パンやクッキー、お茶にジュースまで取り放題でテーブルの上に置いてあり、手厚いもてなしを受けました。

少し休憩してから、またあの大きな車に乗ります。さようなら、ラクダ山と火山!広大な大地を感じさせてくれてありがとう! …実はここで記憶が途切れています。行きはあれだけ激しい揺れに驚いたのに、歩き疲れたからかそんな揺れさえ心地よく、眠ってしまったのです。次に眼が覚めたときには、ジャングルの中を走っていました。なんで。

少し開けたところに出て、到着しましたよー、と言われたので車から降りると またさっきと全く違うところに。

次の目的地はどこだっけ…とまだはっきりしない頭で思い出します。ビーチ。Халактырскй(ハラクトゥイールスキー)という名前らしいビーチにつながるこの道を歩いていると、どこかのスピーカーからアメリカ音楽が聞こえて来ました。…ハワイかどこかのリゾート地みたいやん。

あの道を抜けると こんな素敵なビーチが!この写真だけ見るとプライベートビーチみたいですね。実際には私たちの後ろに地元の人がたくさんいました。ちゃんと入るつもりではなかったので水着は持って来ていなかったのですが、波と戯れるぶんには充分でした。…それにしては結構波が高く、サーフィンをしている人までいました。1時間はあっという間で、すぐに帰る時間が来てしまったのが残念でしたが、モスクワではお目にかかれないビーチに心踊りました。 一応反対側も。 このビーチは13kmもあるのだそうです。規模がいまいちわからなかったので神戸の須磨海浜浴場の長さを調べてみると、なんと1.8kmでした。…さすがロシアです。土地はあるもんなあ。

また車で1時間かけて、朝集合したホテルまで帰ってきました。この時19:00ごろ。さあ、夕食を探しに行きます。

(まだ続くんかい…と思いましたか?私も思っています) Пока!

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