モスクワ奮闘記

2016年7月末にモスクワに引っ越してきました。

カムチャッカ②-1日目夜-

Приват!

カムチャッカへ行く前の日に宿泊先のオーナーへ質問メールを送りました。空港からどうやっていけばいいですか、と。時差の関係でカムチャッカの深夜だったにも関わらず、オーナーから丁寧に「この電話番号でタクシーを呼んで、この住所まで来てくださいね(303という数字を言うと割引してくれます)。バスは、空港から『ペトロパブロフスク・カムチャッツキー』行きの好きなものに乗ってください。街についてから7kmほど行ったら降りるといいですよ」と返事が来ました。

そうか、ここはタクシーアプリが使えないのか。電話で呼ぶといつ来るかわからないので、とりあえずバスで行くことにしました。先ほどの「ペトロパブロフスク・カムチャッツキー」とはこのカムチャッカ地方最大の都市で、行政の中心地になっています。カムチャッカの人口30万人のうち、25万人がこの街に住んでいるとか。

空港を出ると、視線の先にバス停らしき標識を捉えました。「好きな」バスで良いらしいので、来たバスの運転手さんにペトロパブロフスクまで行くか一応確認して乗り込みます。 こんな景色の中を進んで行きます。

このタイミングで旅行会社から次の日の待ち合わせ場所についての電話が来ました。それには旦那に出てもらって、私は(停車駅の名前が表示されないので)窓の外を見張ります。おそらく、そんな私たちの様子を見かねた隣に座っていた人が、旦那の電話が終わったのを見計らって「どこへ行きたいんですか」と声をかけてくれました。アパートの住所を見せると「ああ、それなら4つ先で降りれば良いですよ」と言ってその人たちはバスから降りて行きました。4つ…途中路上でお客さんを拾ったりするのを停留所として数えるのか分からず、いつでも降りられるように出口付近で待機していると、また別のお客さんに「どこへ行くのですか」と聞かれました。「そこへなら次に止まったら降りて右へ曲がってください」と教えてもらいます。 降りました。

アパートのオーナーから「9階で待っている」と言われていたので、9階までありそうな建物を探します。モスクワに比べて建物の高さが低く、大抵5階くらいまでしか無いのです。小型のスーツケースをゴロゴロ引きながら二人でさまよっても、それらしき建物が見つかりません。これではラチがあかないので、次に人に会ったら道を聞こうと決心(それくらい人がいませんでした)。

とその時、男性がこちらへ近づいて来るではありませんか。千載一遇のチャンス!しかもこちらが話しかける前に「Excuse me…もしかして迷子?」と英語で話しかけてくれました。こちらも慌てて「ここへ行きたくて」と住所を見せると「それならこの道の向こうだよ!多分あの建物。がんばって!」と言ってまたどこかへ帰って行きました。どうやら明らかに迷っている旅行者を心配して来てくれたようです。バスのお客さんたちといい、親切な人の多いこと!

無事にアパートに着き、オーナーに来てもらって鍵を受け取りました。その時点で夕方の6時。モスクワを出たのは前日の夜7時だったので、時差の関係もありますが丸一日経ったことになります。泊まるところを確保できてお腹がすいてきたので、先輩おすすめのレストランへ行ってみるとこにしました。 外観の工事中ですが、それがこちらの「サン・マリノ」。夜行列車でも食堂車の真横に部屋をとる旦那は、カムチャッカでもこのレストランから徒歩圏内にアパートを借りたのです。

予約していない、というと二人席に案内されました。メニューを見ながら二人で話していると、団体さんが入って来ました。あれ、もしかして日本からのツアー…?なんとこの日、団体の予約が入っていたおかげでカムチャッカの伝統ダンスのパフォーマンスがあったのです。 色々な説明をしながら、次々にダンスを披露してくれます。カモメの踊り、トナカイの踊りなど、動物の声や動きを真似しているものが多かったのが特徴的でした。

そして途中には「きのこのお酒(ノンアルコール)です」と瓶を取り出し、そのレストランにいた人全員に振舞ってくれました。 ムハモラ、という名前だそうです。私たちまでもらってしまって良いのだろうか…と思いながら、思いがけない幸運を堪能しました。基本的にロシア語の説明なのですが、ゆっくり話してくれたのでとても分かりやすかったです。

そうこうしているうちに、店員さんが料理を運んで来てくれました。 ホタテのカルパッチョ。ホタテって口の中で溶けるんですね!!

魚のスープ、ウハー(уха)。いつも家でも白身魚から出汁をとって作るのですが、ここではイカやエビなども入っていて、我が家で作るより何倍も味わい深いものになっていました。これ市販のブイヨンとか入れてないんだろうなあ。

ヒラメのホイル焼き。魚がふわふわ、という表現を初めて使いました。美味しいものってなんでどれもこれも口の中で溶けるのでしょう。

この日は「海の幸ピザ」がなかったことがショックでしたが、普段見られないものが見られたし、そのほかの料理も美味しかったし、大満足です。帰り際に先ほど伝統ダンスを披露してくれた人たちに呼び止められました。「ロシア語がわかるのですか?どこから来たのですか?」と。日本からだけどモスクワに一年住んでいて、カムチャッカ初日です、という話をすると「じゃあ少し郊外だけど、民族衣装や犬ぞり体験もできるところがあるからよかったら是非来て」とチラシをもらいました。今回は時間がなくて行けなかったのですが、次回は絶対行こうと思います。

明日から本格始動です! Пока!

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