馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

インドフェス

Привет!

モスクワに引っ越して来てから昨日で一年が経ちました。様々な人に国内外から支えてもらいながらなんとかやってこられたなあ、ロシアもそんなに悪い国じゃないなあ、としみじみとしながら家に帰ると、お湯が出なくなっていました。…噂には聞いていた「お湯管チェック」の時期がやって来たか…。実は以前住所を入れるといつからお湯が止まるか教えてくれるサイトを教えてもらったので27日からだということは知っていたのですが、完全に失念していました。それにしても、タクシーもアプリで呼べるような21世紀の(一応)先進国で、まだ10日間もお湯を止めるのです。何か他に方法はないものでしょうか。我が家は先達たちのおかげでボイラーが付いているので、今のところ不便はしていないのが救いです。

さて、先週の土曜日に友達から聞いたインドのイベントに旦那と二人で行って来ました。 Facebookでこのようなイベントページばかりみていると、最近「こんなのも興味ない??」とモスクワで行われるイベントを表示してくれるようになりました。現代社会、便利だけどちょっと怖い。でも行ってみたいものばかりです。

そんなこんなでインドフェスへ行く予定にはしていたのですが、タイミング悪く旦那がお腹を壊してしまいました。土曜日の午前中に来ていた家庭教師にも「彼に今インドカレーを与えるのは危険かもしれないわ…」と帰り際に言われる始末。少し悩みましたが、旦那が大丈夫だと言うので行ってみることに。

場所はFLACON、地下鉄灰色線のДомитровская(ドミトロフスカヤ)駅から歩いて10分もかからないところにあります。 ここはよく若者が集まる場所として見ていたので気になっていた所でした。なるほど至る所にDJスペースがあったり、デザイナーが直接フリーマーケットのように服を売っていたり、たくさんの人で賑わっていました。

周りの建物は壁一面に落書きがしてあってオシャレですし、中にはバスが埋め込まれている場所まで! どことなくユニバーサルスタジオジャパンのニューヨークエリアを思い出しました。そういうテーマランドのような雰囲気だったのです。

DJの音楽がお腹に響く…と呻く旦那と一緒にインドフェスの会場を探します。やっと建物を見つけて中に入ると、思ったより狭いスペースに様々な人がお店を出していました。

お腹が空いていた私たちは真っ先にフードコーナーへ直行しました。もともと今日来ることにこだわったのも私が「本場のナンが食べたい」と言い始めたからです。辛いものは苦手なのですが、ナンだけは昔から大好物なのです。なのでフードコーナーをパッと見たときはがっかりしました。…ハンバーガーとかジェラートとかしかないやん…どこがインドやねん。

もう少し奥へ進むと、インドらしさが見えてきました。 でもここにもカレーとナンは置いていません。とりあえずタンドリーチキン(これまで食べた中で最高)とチキン巻き(?おそらくチキンとスパイスをトルティーヤで巻いたもの)を頼んで食べました。

食べ終わりましたが、諦めきれないのでもう少し奥へ進んでみます。カレーのようなもの(札にはカレーとは書いていなかったのです)がありました!店員さんに「この中で一番辛いカレーをください」と突然自分の今の状況も考えずに突っ込んでいく旦那。店員のお兄さんはニヤッとしたかと思うと、何も言わず、ご飯の上にカレーをかけました。慌ててお兄さんの向こうに小さなナンを発見したので「それ!それもください!」と私が言うと「ピロシキも?」と確認しながら追加してくれました。え、ナンってロシア語でピロシキって言うの?中に何も入ってなくても?聞き間違いじゃないと思っています。 そうやってやっとありつけたカレーは、後からくる辛さで痺れました。旦那は「全然辛くない」と言っていたので、辛いのが苦手と言われているロシア人向けだったのかもしれません。

奇跡的に旦那の体調が悪化せず腹ごしらえを済ますことができたので、インド製品コーナーもみて回ることに。はちみつやアクセサリー、インド茶がほとんどを占める中、会場の一画でヘナ(三ヶ月くらいで消えるタトゥのようなもの)もやっていました。興味はあるのですが、肌が弱いので諦めます。

そしてあるお店で私の好みの服を売っているのを発見!白いシャツやワンピースにカラフルな色で刺繍がしてあるものです。尋ねると「1000pだよ」と言われたのでせっかくだし買うことにしました。悩みすぎてその場を動かない私に、店員さんが「ちょっと割引しますよ」と言ってくれます。10分弱考えて、やっと選んだのがこちら。 900pになりました。この間これを着て学校へ行くと、先生、生徒を問わず様々な人から「なんて素敵なシャツ!」と褒めてもらい、色々と満足度が高かったです。

ロシアからはなかなか行きにくい国でもこのようなイベントがあるといいですね。また機会を見つけて行きたいと思います。

Пока!

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