馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

J-Fest

Привет!

朝晩の空気は少し冷たいままですが、日中は思わず「ぬるい」と言ってしまうような気温になってきました。太陽が出ているともう「暑い」です。そう、やっと夏がやってきました!!(いつまでの命かわかりませんが)

夏といえば、海に、花火に、夏祭りですよね。モスクワは内陸地なので海はないとして、花火は一年中やってるし、夏らしさを感じられる日本風の夏祭りはさすがにないかなあ…と思っていると、ありました! (※イメージ画像ではありません) モスクワでこんなやぐらが見られるなんて!

NHKのニュースにもなったようで、もう知っているという方もおられるかもしれませんが、モスクワ最大の公園、ゴーリキー・パークでJ-Festが開かれました。私は初めて行ったのですが、実は2008年から開催されている、歴史の長いイベントです。 国際交流基金と日本大使館が主催しているこのイベントは日本文化の紹介を主な目的にしています。一緒に行った方によれば、去年まではホテルの一角でコスプレがメインで各店舗もブースで区切られていたようですが、今年は初の屋外開催!曇り(そして雨)の予報もなんのその、日差しが暑いくらいのいいお天気の元で夏祭りを楽しみました。

こちらが案内の看板。ゴーリキー公園にある美術館「ガレージ」において、9月から日本の芸術家、村上隆さんの常設展が開かれるということで、その美術館の前の広場が使われました。

12:00からやぐらでのパフォーマンスが始まるということで、その時間を目指して会場に着きました。すでにたくさんの人が来ています。日本の夏祭りのように屋台もたくさん出ていて、中でもお好み焼き、焼きそば、たこ焼きを売っていた屋台の前には長い列が!とりあえずそこへ並びながらお友達を待ちました。 こんな風に屋台が並んでいます。面白かったのはパナソニック提供の、最新家電を使ってシャシリク(カフカス地方のバーベキュー)を焼いて売っているところでした。日本の技術とロシア文化がうまい具合に出会ったと感じさせるものでした。

私たちが並んでいる屋台は欲張りにも3商品(たこ焼き、お好み焼き、焼きそば)を扱っているからか、1つ1つのクオリティは低そうでした。焼きそばはおそらく蕎麦を焼いているようですし、中でもたこ焼きは3個140p(280円)という大阪人が聞くと暴れそうな値段設定と個数です。後から知ったのですが、別のたこ焼き専門の屋台ではちゃんと舟に8個乗せて販売していました。

他には毎度お馴染み鯛焼き屋さん(タロ芋味が出ていたので長い列に並んで買いました!美味しかったです)、アイス鯛焼き屋さん、ラーメンやスムージー、そしてアニメ関連グッズの店舗などもありました。ベビーカステラとりんご飴があったら完璧ですが、今後に期待したいです。

やぐらでは盆踊りを教えてみんなでやってみる、というイベントが一日3回行われていました。日本から舞踊の先生を呼んで来たそうで、美しい着物姿で暑い中ロシア人にも分かりやすく教えておられたのは流石です。もちろん通訳さんはいらっしゃいましたが、簡単な単語はロシア語を使っておられたのも嬉しかったです。一度「хорошо (ハラショー)」とその先生が言ったのを通訳さんが「отлично(アトリーチナ)」とわざわざ訳したのだけ腑に落ちませんでした。同じような意味ですが、先生今ロシア語使ってくれたやん。今回のイベントでは「河内おとこ節」ときゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」の順番で踊ったのですが「河内〜」の方で基本的な振り付けを教え「にんじゃ〜」ではそれをふまえた上で「忍者」のポーズを足すだけにしてあり、踊りやすく工夫されていたのが見ていてとても面白かったです。本当にみんな忍者好きですね。

もちろん会場にはコスプレをした人もたくさんいましたが、アニメベースのものだけでなく、アメコミや有名な映画を基にしたコスプレも多かったです。「13日の金曜日」のジェイソンに扮した人が自作の切れなさそうなチェーンソーを持っていたために警備員に止められていました。

けん玉のやり方講座や、浴衣コンテスト、将棋レッスンに習字教室などもあったりとかなり大規模なイベントでした。 燦々と太陽を浴びて、懐かしい日本の夏に触れて、楽しい時間を過ごすことができました。今度は違う国をテーマにしたお祭りにも行ってみようと思います。

Пока!

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