馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

新聞「メトロ」

Привет!

先生が変わって、一時間目にみんなで話す内容が「ちょっとした真実」から「世界の面白いニュース」になりました。ただ、どうしてもニュースとなるとテロの話や政治的な話が多くなってしまい、かといって面白いニュースを探すのも大変…ということで、地下鉄で平日の朝配っている新聞、その名も「メトロ」から毎日1記事ずつ分かるところだけ読むことになりました。 日によって分厚さは違うのですが、最低でも8面、多い時には30面まであったりします。

初めの頃は、貰っても先生の言う記事を見るだけで精一杯だったのですが、最近はちょっと電車の中で新聞をめくってみるようになりました。すると色々と面白いコーナーを見つけたりしたので、今日はこの新聞をご紹介したいと思います。

週5日配っているうちの4日ほどは一面広告で新聞を挟んであり、その広告のほとんどがダーチャ(ロシア人の多くが郊外に持つ小さな庭と一軒家)についてで、この新聞が無料なのはここに理由があるようです。一度、新しいユニクロの店舗がオープンする時にはユニクロの広告がどーんと載っていました。

一面は政治の話や世界での事件。それ以降はエンターテイメント情報(映画についてが多いです)、国内外の著名人のインタビュー、読者の投稿写真コーナー、ちょっとした世論調査(賄賂についてや老後についてなど)、そして最終ページは必ずスポーツについてです。このような記事は読み応えがあっていいのですが、やはりまだパッと開いて私でも辞書を使わずに大まかな内容が理解できるような記事を探すのには時間がかかります。そこで見つけたのが上の写真のような星座占いでした。

これなら自分の星座だけを探して短い時間で読めますし、わからない単語があっても学校についてから調べられる量なのでいい勉強になるのです。最近気づいたのですが、自分にとっていい内容の時の方が理解度が上がる気がします(都合のいいことに)。あまり良くない内容の時は少し持って回った言い方をしているからのようです。

紙面が多い時にはアネクドート(ちょっとした笑い話)まで載っていました。ロシア人はアネクドートが大好きで、生活が大変になればなるほど、笑い話にして乗り切っていたそうです。時々どこが笑いどころなのかわからない時もあるのですが、この時のものをいくつかご紹介しますね。

・今日はアルコールを飲まなかった30日目だ!あ、連続してじゃないよ、もちろん。(こんなことを言うからロシア人のステレオタイプができるんじゃないのか…)

・「一年でどんな季節がある?」「春、秋、冬だね」「3つしか挙げていないじゃないか!夏はどこに行ったんだ?」「まさにその質問を今年はずっと自分に問いかけているよ」(今年はあまりにも冷夏だからですね)

・男性に卒業年を聞かれた時は正しく答えているわ。彼らは私がすべての学年で留年したことなんて知らないんだもの。(新しい年齢のサバの読み方ですね)

こんな感じです。

他にも クロスワードと数独まであります(普段はどちらかだけなのですが、この日は拡大号だったのかどちらも載っていました)。数独はСудоку(すーどくー)と書かれています。かつて、英語を勉強する時にクロスワードを解いてゲーム感覚で語彙を増やしたので、このロシア語クロスワードにも挑戦してみたいと思います。

金曜日の新聞には「Weekend」という週末のイベントや映画情報が載っていたり、街行く人々にインタビューした記事も載っていたりととても楽しい内容になっています。無料ですし、いいお土産にもなるかもしれません。

Пока!

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