馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

ソ連レストラン

Привет!

20度を超える時間が増えて来たので、駅や街中の人たちがノースリーブを着始めました。一昨日までダウンを着ている人もいたのに!かなり極端で驚いてしまいます。

久しぶりに学校の近くのレストラン(?)を紹介したいと思います。 このお店の前を通るたびにСоветская чебуречная(ソビエツカヤ・チェブレーチナヤ)という文字を見るので「え、ソ連の料理を出すの?」と気になって気になって仕方がありませんでした。窓のところにもソ連の象徴である鎌と槌を交差させたマークが描かれています。

友達と学校帰りに待ち合わせてご飯を食べる約束をしていたのですが「どこか行ってみたいお店ある?」と聞かれて即座にここの名前を挙げました。こういうちょっと怪しげなお店にも一緒に行ってくれる友達は有り難いです。

入ったらこんな内装。奥のところで注文するようです。このお店の名前にもなっているЧебуреки(チェブレキ:単数形はチェブレクです)が看板商品。豚肉や鶏肉、チーズに野菜など中身が選べます。それぞれお一つ75p(150円)でした。このお手軽さもあってか、店内には労働者らしきおじさんたちから老夫婦、女性の集まりまで、文字通り老若男女で混み合っていました。

そもそもチェブレキとは、クリミア・タタール人の代表的な民族料理だそうです。元々は味付けした羊の肉を薄いパイ生地で包んで油で揚げたものでしたが、今ではピロシキのように中身はなんでもありになっています。私はチーズ入りのものと、サリャンカという酸っぱいスープを注文しました。モルス(ベリージュース)に至っては200mlで30p(60円)という破格のお値段!

注文してから作り始めるので、先にテーブルに座っていると、カウンターから「◯◯をご注文のお客様ー」と呼ばれます。ただ、ほぼ全員がチェブレキを頼んでいるので、スープの名前で判断するか、レジで前に並んでいた人を注意深くみておかないと自分が呼ばれているのかどうか判断しかねました。番号札制度を取り入れるべきだと強く思います。

店内の壁には こんな絵が一面に描かれていました。何処と無くソ連を感じる気がします。 また、店の一角にショーケースも置かれていて、中には軍隊で被られていたような帽子や、バッジなどソ連時代のグッズが売られていました。

もちろん、出口のドアの近くには レーニンさんの肖像画が。 なかなか独特の雰囲気でしたが、お料理は安くて美味しいし(スープはこちらにしては暑いくらいでした)、普段使いにしやすいレストランです。

お店はベラルースカヤ駅から歩いて10分ほどのところです。

Пока!

にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ
にほんブログ村