馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

ゴーリキー公園

Привет!

気がついたら300記事を超えていました。いつもダラダラと長い文章になってしまってすみません。読んでくださってありがとうございます。これからも暖かく見守っていただけると嬉しいです。

この間クラスメートに中国語を見せられて、読めるか聞かれたので「字が違うから無理やで」というと「え、中国語は横書きで、日本語は縦書きっていう違いしかないのかと思ってた!」という衝撃発言をされました。ヨーロッパの国同士なら近いこともあるからかお互いよく知っているようなのですが、やはりアジアは彼らからすると未知の世界のようです。昨日も学校帰りにクラスメートたちと出かけたのですが、かなりいろんな質問をされました。

この放課後のお出かけは、もともとトレチャコフ美術館の新館(現代アートが集められている方)に行くことにしていました。気がつけばこちらに一年も住んでいるのに私が行きそびれていた界隈を友人が選んでくれたのです。この美術館、旧館はトレチャコフ駅にあるのに新館はパーク・クリトゥーリ(Парк Культуры)駅にあります。

みんなで駅を出たところから伸びる、モスクワ川に架かる橋を渡り、一路美術館を目指します。 どーん。入り口の門の前にトラックが停まっていて邪魔ですが、横を通り抜けようとすると門番さんにとめられました。「何しに行くんですか?」「え、いや、絵を見たいんですけど」「月曜日は休館日ですよ」…またやっちゃったー!思わず条件反射で謝る私にみんなが不思議そうな顔をします。いつも(一例はこちらをご覧ください)こうやねん、と説明するとスロバキア人のAちゃんが「私もなの!」と声を上げました。二人も集まったら美術館もしまってるわな。

諦めて、横にあるモスクワ最大の公園、ゴーリキーパークを散歩することにしました。メンバーは先ほどのAちゃんとイタリア人のKさん、オーストリア人のPさんです。初めは当てもなくさまよっていたのですが、途中で池を発見しました。

足こぎボートがたくさん浮かんでいました。晴れてきたし、これは楽しそう!ということで即決。4人で乗れるボートがあったこと、それが一時間500p(1000円)だったことなどが決め手でした。一人当たりなんと125pです!一時間で!2人乗りの場合は400pでした。

波止場の前にあるチケット売り場でカードを購入し、そのカードをゲートにかざしてやっと波止場に入ることができます。帰りにカードを返すと、保証金で預けていた1000pが返ってくるという仕組みでした。 ライフジャケットは必須です。イケメンのお兄さんが着せてくれました。

Pさんだけが男性だったので「こういうところは男が払うものだろう」と言いながらカードを購入してくれたのに(あとでちゃんと自分の分は渡しました)、ボートに乗り込む時には後ろのペダルがない席に座っていました。私とAちゃんで文句を言いながら漕ぎ始めます。

久しぶりの太陽と、気持ちいい風で絶好の足こぎボート日和でした。2つの席の真ん中に操縦桿があり、ちゃんと右に曲がったり左に曲がったりできます。自撮りをしたり、色々な話をしたりしながら池を一周するとまだ10分しか経っていませんでした。これ一時間保つのか…?

面白かったのが、4人の公用語はロシア語なのに、まだ全員勉強中なので時々「◯◯(ここは英語)ってロシア語でなんていうんだっけ?」という言葉が頻繁に挟まることです。そしてみんな同じレベルなので結局答えがわからず、そのまま話が進むことがよくありました。

この池にはアヒルと白鳥がたくさんいます。池のそばには餌の自動販売機(鳥別にかなりの種類がありました)が設置されていたり、アヒルたちの家が作ってあったりと鳥に優しい設計になっていました。そんな中「このボートを降りたら家に帰って夕食作らなきゃ」と言った私に「今日の晩御飯は何にするの?」「そこにいっぱい食材浮いてるやん」と口々に言う同じボートの乗組員たち。よくそんな発想ができるなあと感心してしまいました。何度かアヒルを轢きそうになったのですが、それでもなかなか逃げないので確かにすぐに捕まえられそうと思ってしまいます。

池沿いにカフェもあっていい雰囲気。 何周も池を回って、ついに約束の一時間がやって来ました。波止場にボートをつけようとすると「バックで入れて!」とスタッフさんに言われてしまいました。…結構無茶を言います。教習所を思い出しながら何度も切り返して、なんとか駐船(?)することができました。

これからどれだけ夏が続くかわかりませんが、久しぶりのボート、楽しかったです!

Пока!

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