馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

カフェВолконский

Привет!

少し前からちょっとした冗談で旦那に簡単なロシア語で話しかけているのですが、これまでは家でしかしていなかったのにやってしまいました。気を抜いていて、アルメニア食材のお店で「что это?(これは何?)」と彼にロシア語で聞いてしまったのです(お菓子だということは分かっていたのに)。私たちの横にいた親切なお客さんがすかさず「これはね、ぶどうをチョコレートでコーティングしたお菓子で美味しいのよ。こっちは別の味で…」と旦那が口を開く前に説明してくれました。いつも日本語だったので忘れがちなのですが、ロシア語で話せば通じてしまうんだった…と当たり前のことに気づく私たち。それにしても詳しすぎる説明に「お店の関係者か」とまで思うくらいです。結局その方のおすすめのお菓子を買い求めました。

この間、友達に「美味しいシュークリームを売っているお店がある」と聞いて連れて行ってもらいました。 新アルバート通りを歩いたところにあるこちらのお店は、ロシアとウクライナの伝統的なレシピを使ってパンやお菓子を焼いているそうです(HPではロシアとウクライナで初めての試み、と謳っています)。「ヴォルコンスキー」というロシア風の名前ですが、意外なことにパリのお菓子職人夫婦のガレズさんが2005年に作ったお店です。今ではモスクワだけでも26店舗、ロシア国内ではサンクトペテルブルクと二ジニーノブゴロド、ボロネジにもお店を出しているそうです。そう言われれば、サンクトペテルブルク郊外のツァールスコエ・セローであまりの暑さにスタンドのアイスクリームを買うことにした時、そこにはパンも売られていてよくスタンドを見るとこのお店のマークが描かれていました。

この日は時間がなかったのでとりあえず目当てのシュークリームを2つお持ち帰りにしましたが、クロワッサンやマカロンもかなり美味しそうでした。…ロシアの伝統的なレシピ? こちらがそのシュークリームです。ちなみにロシア語ではШу(シュー)と書いてあってそのままやん、と思いました。

もともと生クリームがあまり得意ではない私はシュークリームが苦手だったのですが、ある日父が買って帰って来てくれたビアードパパのシュークリームで開眼。それ以降はビアードパパ以外のシュークリームを受け付けない体になってしまいました。そういう理由もあり、ちょっと不安に思いつつも夕食後に紅茶を用意し、万全の態勢で挑みます。

一口食べた瞬間、これは当たりだ!と叫びそうになりました。外はパリッ、中はフワッとしているシュー生地に、甘すぎないカスタードクリーム。上にかかった粉砂糖の甘さが絶妙に効いています。160p(320円ほど)という少し高めの値段設定も特別感を出してくれていました。

というのが3月末の話。また行きたいなあ、でも少し遠いなあとおもいながらこの三ヶ月少しを過ごしていました。旦那が家を出る時間に合わせると学校前に一時間ほど余裕ができることに気づいたので、学校の近くのカフェへ行って見ることにしました。カフェで朝の時間を過ごすなんてなんておしゃれなんだろう!という憧れを実現する時が来たのです。ワクワクしながらそのカフェに入るときに気がつきました。ここもヴォルコンスキーではありませんか。

おしゃれすぎる内装。

こんなことなら朝ごはんを食べずにここでクロワッサンを頼んだのに…と思いつつも、ラテを注文。席にお持ちしますね、と言われたので窓際の席を確保し、本を用意して待ちます。

運ばれて来ました!こんな優雅な朝を過ごすことなんてもうないので、SNSで見栄えがする写真を撮るために並べようとラテを触ってびっくりしました。 こちらがその投稿した写真なのですが、このラテ、ホットだったのです。運ばれて来たときに、あれ私アイスを頼んだっけ?とは思ったのですが(何と言っても外気温は11度です。寒い)、注文は間違えていませんでした。ロシアではストローをホットドリンクに刺すらしい、という話は聞いていましたが、まさか遭遇するとは。ホットと言っても、火傷するほどではないのでストローが溶けはしないのですが、少し驚きました。

次こそは!クロワッサンを食べます!ちらっと見た限りではクロワッサンとアイスドリンクで199p(400円くらい)でした。ちなみに家まで配達もしてくれます。おそらく日本へは難しいと思うのですが、モスクワにお住いの方は是非(こちらから)。

Пока!

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