モスクワ奮闘記

2016年7月末にモスクワに引っ越してきました。

「魚はありません」

Привет!

昨日は少し帰りが遅くなったので久しぶりにタクシーを使いました。今回の運転手さんはあまり話さない人なんだなあと思いながらゆったりとした気持ちで乗っていると「音楽が聞きたいですか?」と突然声をかけられました。どっちでも大丈夫ですよ、音楽は好きなので、と返してから、せっかくなのでお話ししたくなったのでこちらから話題を振ってみました。私にとって初めてロシアで迎える夏なのですが、この寒さは普通ですか?と。それから運転手さんは堰を切ったようにロシアのこと、モスクワのこと、人々の暮らしについてなど話し始め、私は必死でリスニングをする羽目に。しかも時々意見を求められるので気が抜けません。面白い経験ができましたが、無理に話しかけるのも考えものだと学びました。

その運転手さんはモスクワはどんどん人が入ってきて、住民の性格もきつくなったと嘆いていましたが、私は滞在期間と比例して人々の優しさも感じ取れるように思います。レストランの店員さんが居心地が悪くないかマメに声をかけてくれるところも増えてきました。

最近行ったレストランも接客が良すぎて帰り道に思わずスキップをするほどでした。それがこちら。 Рыбы нет(ルィーヴィ・ニェット)、「魚はありません」という名前がついたこちらのお店は、ロシア国産牛専門のレストランです。長年モスクワに住んでおられたりすりすさんの記事を読んでからずっと行こうと決めていたレストランでした。

このネーミングセンスの良さもさることながら、入った瞬間から雰囲気がいいのです。一回目は旦那と一緒に行きました。その前に遅めのお昼ご飯を食べていたので、メインだけ頼むことに。あまりお酒が強くない私たちのお肉のお供は、ワインではなくベリーのジュース、モルスです。 メインだけお願いすると、注文を取ってくれたお兄さんは一度奥へ帰ったものの、すぐまた戻ってきました。「ほんまにメインだけでいいん?バケットいらん?サービスするで?」と。なのでテーブルの真ん中にバケットがあります。横に添えられているナイフが、お肉を切るのと同じもので怖かったです。でもこういうことをされると嬉しくなりました。

私の頼んだものは「お肉のサンドイッチ」だったのですが(正式名称を忘れてしまいました)、パンには本当にお肉だけしか挟まれていませんでした。サンドイッチというなら!レタスを入れてくれ! どーん。

旦那のステーキも本当に美味しくて、リピート決定。セントレジストホテルに隣接しているのでお手洗いがめちゃくちゃ綺麗だったそうです。

店内の雰囲気も素敵でした。バーカウンターもあれば、椅子や机もたくさん並んでいて、そしてお客さんが途切れずにやってきます。下の写真をみてもらうと、チェックのシャツを着ている店員さんがみんな立派なあごひげを生やしていました。 あまりにも気になったので、そのあごひげは必須なのか聞こうとすると「恥ずかしいから」と旦那に止められてしまいました。でも気になる。

ということで、第2回は母と二人で行ってきました!この時、テーブルを担当してくれたお兄さんは英語で全部説明してくれました。もしかしたらみんな英語が話せるのかもしれません。

まず頼んだのはシーザーサラダ。間も無く運ばれてきたものを見ると、ボールにレタスが盛られているだけ…?戸惑いつつも旅先の食事なのでカメラに収める母。そこへ担当のお兄さんが「調理をしてもいいですか?」と笑いながら訪ねてきます。調理??お願いすると、先ほどのバケットについていたようなナイフで突然ザクザクとレタスを刻み始めたのです!下からチーズやらチキンやら出てくる出てくる。最後に横のテーブルに置いてあったナイフとフォークを使って混ぜ、それぞれのお皿に乗せてくれました。 感動。

私はグリャーシュと呼ばれる、ハンガリーのシチューを注文。母は前回の旦那と同じステーキを注文していました。 グリャーシュは少し辛めにブロッコリーとお肉を煮込んだものです。 シチュー?でも思っていたより辛かったので、水分が少なめでよかったかもしれません。お肉はほろほろしていて、食べやすく、わたあめでも食べているのかと思いました(誇張表現)。

食後にコーヒーと紅茶を頼んで、気持ちを落ち着かせてからいざ質問。最近やっているロシア語の文法で「行く」という意味を表すいくつかの単語の中に「似合う」「(服などを)着る、(ヒゲなどを)生やす」という意味を持っているものがあると習ったばかりだったので、ロシア語で「あなたのあごひげはとてもよくお似合いですね。このお店ではヒゲを生やさないといけないんですか?」と聞いてみました。するとお兄さんは照れたように笑いながら「全員、そうなんです」と答えてくれました。やっぱりそうなのか!謎が解けてスッキリしました。それにしてもおのお店の店員さんたちはカッコいい上に接客も気持ちがいいので、何度来ても癒されます。

街の中心部のメトロ赤線ルビャンカ駅から徒歩1分ほどと近いので、是非!!本当にオススメです。 この記事で書いたハンバーガー屋さん、фаршもここの系列店です。

Пока!

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