馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

メトロの中のマナー

Привет!

金曜日です!!!今週もなんとか乗り切れました!そして6月最終日ですね!2017年前半戦お疲れ様でした。5月の最終日に「今年も半分終わったね」「いや、まだあと一ヶ月あるで」というやり取りをするのは全世界共通なのだと知ったのですが、今日は誰も今年の半分が終わったことを口には出しませんでした。冗談にならないからでしょうか。今年ももう半分過ぎてしまったという現実を受け止めたくないからかもしれません。朝メトロに揺られながらこの半年を振り返っていたのですが、成長したといえばした気がするし、全然変わっていないといえば変わっていない気がします。それより考え事をしていたら学校の最寄り駅を乗り過ごしそうになりました。過去より現在をしっかりみた方が良さそうです。

ところでメトロといえば、今日の授業で面白い新聞記事を読みました。「朝の通勤ラッシュ時にお年寄りの人が乗っているとイライラするか?」というものです。記事の写真を撮り忘れたのでメトロの写真を載せておきます。 最近新しい車両が走り始めたそうなのですが、これはモスクワで一番古いと言われているタイプの車両です。座席はバネの上に直接皮を張っているのでなかなかエキサイティングな乗車体験ができます。

話が脱線し過ぎました。モスクワの朝や夕方も日本のラッシュほどではありませんが「こんなにたくさんの人がこの街に住んでいたんだなあ」と思うくらいには混んでいます。その中でゆっくり歩くお年寄りの人(記事では「年金受給者」という表現でした)がいるとどう思うか。

モスクワの地下鉄ではお年寄りや子供づれの人がいると、比較的すぐに若い人が立って席を変わります。 こんな注意書きが全車両に書いてありますが、書かなくてもいいのでは、というくらい徹底されています。こちらの人からは常識なので変わってもらった方もお礼を言いません。日本と同じように断る人もいます(私といるときの旦那は毎回断られています)。

なので、そんな人たちに「イライラするか」というアンケートを取ってもほとんどが「いいえ、しません」と答えるものだと思っていたのですが、蓋を開けてみると60パーセントの人がイライラするそうです(母体の数はちょっと分かりませんが)。詳しくいうと、23%はお年寄りの人がラッシュ時にいるだけでイライラする、37%はお年寄りの人がなにかにブツブツ文句を言っていたり、 何かを注意されたり、杖代わりの車輪付きお買い物カートに足を轢かれたりしたときはイライラする、という意見でした。ちょっと意外。

ちなみにシンガポールではこんなことが起きないように、お年寄り(年金受給者)はラッシュ時、街中のファストフードやカフェで働くそうです。ラッシュの前に職場へ行き、昔会社員だった人も医者だった人も関係なくレジに立っていて、朝立ち寄るといろんな話ができて面白かったよ、とクラスメイトが言っていました。日本ではどう?と聞かれて、私が答える前に「いや、あんな満員電車にお年寄りが乗ったら危ないね…」と言われました。クラスのみんなが日本のラッシュ時の(電車に駅員さんがお客さんを押し込んでいる)映像を見たことがあってびっくりしました。

メトロで日本とは違うところといえば、電車内の通話は大丈夫なところです。随分前に書いたように、こちらのメトロは轟音を立てて走るので、友人と乗っても会話がままなりません。そのせいか電車内はほとんど話し声は聞こえず、唯一聞こえるのは通話している人の声だけだったりします。横にいる人とも話せないのに、電話でよく話せるな…と思っていたのですが、耳の横のスピーカーが来るので聞くのは問題ないようです。ただこっちの声が相手にちゃんと届いているのかは疑問ですが。

寝ている人もほとんどみかけません。防犯上の理由もあると思いますが。本を読んでいる人も多いですが、ぼーっとしている人も多いです。

最近メインの駅に増えてきたメトロ関連商品コーナー。 USBメモリーなど面白いものもあります。青線площадь революции(革命広場)駅には触ると幸運になれるという犬の銅像があるのですが、その銅像の卓上版も売られていました。お値段なんと大きい方で8100p(16000円)。いつでもお部屋で触って幸運に!って誰が買うねん…。

市民の一番の足、モスクワで移動する際は一度乗ってみると面白い発見があるかもしれません!

Пока!

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