馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

たい焼き屋さん

Привет!

みんなが水曜日から夏みたいな気温らしいと騒いでいたので、普通のシャツにライダースジャケットのみ羽織って出てきたのですが、16度って寒いんですね。

さて、ツァールスコエ・セローから帰ることにした私たちはまたマルシュルートカに乗ろうとバス停で待っていました。そこへ「вокзал(長距離列車の駅)行き」と書かれた普通のバスがやってきます。なぜかその「駅」をサンクトペテルブルクの中心部にあるモスクワ駅(モスクワ行きの列車が出る駅です。ロシアの駅は行き先の名前がついています)だと信じこんで、遠足帰りと思われる小学生くらいの集団と一緒に乗り込みました。行きは30分ほど乗ったので、同じくらいだろうとゆっくりしていると、ものの10分で降ろされてしまいました。そこが終点の「駅」だと言って。

ツァールスコエ・セローの駅やん。ということで、ここからは近郊列車で帰ることにします。線路を渡って、掘っ建て小屋のようなチケット売り場で「サンクトペテルブルク行き」のチケットを買います。一人47p(94円)。安い!

普通の駅と同じように線路を挟んで2つホームがあるのですが、片方は立派な屋根もついたコンクリート製、反対側は雨ざらしで木製です。どちらのホームなのか、また何分後に電車が来るのか、何も分からなかった私たちがウロウロしているとおじいさんに話しかけられました。「時刻表はあっちにありますよ。レニングラード行きですか?それなら次の電車は15:24でこっちのホームです」と木製の方を指しました。 手前の方です。あえてのこっちですか。そしてそのおじいさんが「レニングラード」と言ったことに新鮮な驚きを感じました。列車はモスクワの近郊列車と変わりません。30分ほど牧歌的な景色を見ながら揺られて、市街地に着きました。

そして絶対サンクトペテルブルクで行っておきたかったたい焼き屋さんへ!この記事で書いた、たい焼きのお店です。市内2カ所にありますが、今回訪れたのはセンナヤ広場を少し入ったところにあるお店です。 店名はそのまま「たいやき(Тайяки)」です。4席ほどの小さなお店に入ると、店員さんが「いらっしゃいませ」と日本語で言ってくれます。自意識過剰かも知れませんが、日本人が入って少し嬉しそうでした。それからの注文までの流れは全て日本語です。「日本語のメニューは要りますか?」と聞いてくれました。注文時に旦那がロシア語で伝えたのですが、向こうは日本語を聞く耳になっていたようで日本語の方がすぐわかってもらえました。この前のHINODEに来ていた時より少し種類が多かったです。ヌッテラ、バナナヌッテラ、チェリージャム、クランベリージャム、あんずジャム(ここの種類の豊富さはロシアっぽいです)、ほうじ茶クリーム、クリームチーズ、ハムとチーズ、ベーコンとクリームチーズ、サーモンとクリームチーズなどがあります。

こんなところで注文します。二人店員さんがいたのですが、女性が主に対応してくれ、男性はたい焼きをひたすら焼いていました。出来上がるのを待っている間、男性が女性に何かを尋ね、答えを聞いています。そしてこちらに向かって「僕のたい焼きは美味しいです!」とめちゃくちゃいい笑顔で言ってくれました。店内も日本の歌が流れているし、この人たちも日本が好きで働いているんだろうなあ、と嬉しくなります。

待っている間にも、どんどんロシア人がやって来てはたい焼きを、時には煎茶だけを買っていました。

来ました!袋に「サーモン」とカタカナで書かれていますね。たい焼きの中にサーモン(とクリームチーズ)はどうかなあと思ったのですが、めちゃくちゃ美味しかったです。

店内には日本の風景の写真がこれでもかと貼ってあり、テーブルの上にはスケッチブックも置かれていました。少しのぞいてみると書いてある絵の全てが本当に上手くて、絵心のない私はそっとスケッチブックを閉じました。

今モスクワに出店するためにカンパを募集しているそうです!インターネット上での募金になるようです。お店のhttps://m.vk.com/taiyakicafe:title:title=HPは見ているだけで面白いです。

ここでしか食べられないたい焼きを、サンクトペテルブルクに来られた際は是非!

Пока!

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