馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

キジ島③

Привет!

日本から母が持って来てくれた刀型のキーホルダーを渡したらJさんが周りに「これで今から僕もサムライの一員やから、それなりの敬意を払ってくれ」と言っていたのが面白かったです。私もJさんもロシア語上達したなあ。

さてさて、1日のことを何日かけて書くねん、と思われそうですが、それほどキジ島は魅力的な島でした。天候が少々怪しくても、それはそれで島の幻想的な雰囲気を引き立ててくれます。

誰もいない島(実際には何処かにいるはずなのですが)を今度は北に向かって歩き始めます。キジ島に来る船で、前の座席についているポケットの中にキジ島でのアクティビティ案内が書いてある紙が入っていました。例えば、前回記事に出て来た伝統的な刺繍や鐘楼でのベルを鳴らす体験、8kmもある細長いキジ島を自転車や馬車で行くツアーなどです。いくつかの体験に申し込もうと思って島に入るチケット売り場のお姉さんに伝えると「それらは事前予約が必要なんです」と言われてしまいました。知らぬが仏だったのに…あんな案内があれば期待しちゃうやん…。希望される方はこちらからどうぞ(ロシア語のみ)。

ということで、ひたすら足を進めて向こうに小さく見えている教会まで行こうとしました。 が、歩いても歩いても近づいて来ません。途中丘の上には墓地があったり、分かれ道には村の名前が書いてある標識が立っていたりと「ああ、ここにも生活があるのだ」と感じさせる風景もありました。実際今でもキジ島に何十人か住民登録されており、2、3人は実際に住んでいるそうです。さすがに帰りの船に乗り遅れるわけにはいかなかったので、途中で港の方へ引き返しました。

入るときに通ったゲートを抜けると、お土産物屋さんやカフェがあります。 朝(と言っても正午は過ぎていましたが)全く人がおらず不安になった写真のようなお土産物屋さんにも、3時ごろになると商品出しが始まっていました。全体的に行動が遅い気がしますがみんな船で来たなら仕方がないですね。カフェも日干し魚ピロシキなどのパン製品だけではなくスナック菓子やコーヒー、紅茶なども扱っていました。 席数はかなり多いので、ここでゆっくりできます。ただ、おそらくここからキジ島の中に再入場はできないので、全て見終わった後に来るのがオススメです。

ゲートを出た、お土産売り場の方にも少し散策スペースがあり、こんな桟橋もあります。 なかなか雰囲気があって良かったです。また、この島にはこれでもかというくらいカモメが飛んでいたり歩いていたりしました。

4時前になると、私たちが乗ってきた小さな船の横にはどこから来たのか、大型客船がとめてありました。そこから大勢のご高齢の方々が降りて来ました。みなさん今から見学始めるのかなあ。そのまま船に泊まるならちょうど良いかもしれません。私たちと一緒に来た人たちがその大きな船の前で記念撮影をしていたので、私たちも我が物顔で大型客船と写真を撮りました。ちょうど「キジ」と書いてある看板の前だったので絶好の撮影スポットだったのです。

ちなみに載せ忘れていましたが、私たちの愛すべき小さな水中翼船はこちらです。 帰りは波も静かだったのかあまり揺れず、思わずぐっすり寝てしまいました。一時間半は良い長さです。

ペトロザボーツクに着き、お土産を購入したら、今晩のホテルである「ホテル・カレリア」へ向かいます。このとき夜の7時前でした。朝、荷物を預けていたので出して貰うついでに「チェックインお願いします」というと、ロビーのお姉さんに「お帰りなさい!遅かったのでどこに行っておられるのかと思いました」と言われてしまいました。船乗ってキジ島行くって行ったやん!と思いつつ、手続きを進めてもらいました。一部屋で3人(一人はエクストラベッド)という予約をしていたのですが、お姉さんは「2部屋でも良いですか?一人の方の準備がまだできていなくて」と言いながら鍵を2つくれました。少し脳内にクエスチョンマークが浮かびつつも「2部屋に予約変更してくれたけど、一人部屋の準備がまだ終わっていないんだな」と勝手に解釈した私たちは、とりあえず3人で二人部屋の方へ向かいました。荷物を置いて一息つき、もう準備ができたかな、と一人部屋を使うことにした母と3人でもう1つの部屋を見に行きました。もちろん二人部屋の鍵はきちんと閉めます。無事に母を送り届けて旦那と二人で部屋に戻ると、先ほど閉めたはずのドアが半開きになっています。まさか泥棒…??

続く。пока!

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