モスクワ奮闘記

2016年7月末にモスクワに引っ越してきました。

初の寝台列車

Привет!

昨日は学校から天気のいい中帰ってきて、荷物を置いた途端空模様が怪しくなってきました。5分もすると激しい風とともに雨が降り始めました。バルコニーの窓が勝手に開くほどの強い風で、必死で窓を抑えながら家の前にある木々が折れたり、小枝が宙に舞ったりしているのを眺めていました。30分もせずに収まったのでテレビをつけてみると、今回の「モスクワの嵐」で看板が飛んだり、バス停が倒れたりもして11人もの方が亡くなったそうです。今年は本当に天候が変です(他の年は知らないけれど)。

さて、今回の母の一番の希望は「①キジ島②サンクトペテルブルク③ノブゴロドにも行きたい」というものでした。ここで地図をご覧ください。 ご覧の通り、横に広いロシアにしては珍しく縦断する旅行になりました。ちなみに左上に小さく見えているピンクの点線がフィンランドの国境だということで距離感をご想像いただけたらと思います。

先ほど地図にふった番号は私たちが訪れた順番になっています。ということで、まず目指すはペトロザボーツク、キジ島への船が出ている北の小さな町です。モスクワからここへのアクセスは週に何本も出ている列車か週一回の飛行機に飛び乗るかしかなかったので迷わず列車を選びました。短くても13時間半は乗るので、寝台列車で時間節約です。私は昔フィンランドで乗ったことがありますが、ロシアに来てからは初めての寝台列車ということでかなりワクワクしていました。近頃日本ではほとんど見なくなってしまったこともあり、ただならぬ魅力を感じます。 19:53分発の列車に間に合うようにレニングラード駅(メトロはコムサモリスカヤ駅)に行きます。近頃モスクワは21時ごろにならないと暗くなって来ないのでまだ写真のような明るさです。

寝台列車のチケットを買うときに座席のクラスが選べます。Плац(プラーツ:廊下に座席と小さめのベッドが並べてあるところ)、Купе(クーペ:一部屋に二段ベッドが2つ置かれているところ)、そして列車によっては装備されていないものもありますがЛюкс(リュークス:デラックスルーム)、Мягк(ミャーク:高級な個室)の四段階です。学校の先生からもクーペを取った方がいいと言われたので(私たちの選んだ列車には上2つがありませんでした)、四人部屋の3席分を買いました。ここで一人3000p(6000円)ちょっとほど。 下の座席の下に荷物が置けます。

相変わらず食堂車の横の車両の一部屋を旦那が取ってくれていました。20分ほど前に乗り込むと、そこにはすでに一人の女性が座っていました。机の上には彼女が持参した食事が置かれています。旅慣れた方のようで、勝手がわからず戸惑う私たちに色々と教えてくれたり、お互いの話ーどこからどこへ行くところだとか、これまで行った中でオススメの場所だとかーをして楽しい道中になりました。お互いの名前や職業などには触れず、いい距離感で会話する楽しさ!初めての同室の方が素敵な人で運が良かったです。

途中で食堂車にも行ってみました。 同室のお姉さん曰く、食堂車は少し高めだということでしたが、ロシア料理が必ず食べられるので利用するのも1つの手だと思います。私たちが注文した時は料理名を言うたびに「すみません、今それはないんです」と言われるので「何があるんですか」と言う羽目になりました(ロシアではよくあります)。

食堂車のドアに貼ってある営業時間の紙によって明日の朝起きる時間を決めようと見てみて驚きました。「1日目の朝は何時から何時まで、昼は何時から、夜は何時から」と書いてあるだけではなく「2日目は〜」と続いていたのです。しかも時間が少しずつ違っています。実はこの列車、私たちの目的地であるペトロザボーツクが終点ではなく、ロシアの北の果てにあるムルマンスクという街が終着地なのです。そこまで行くのに2日間列車が走るということでした。やはりロシアは広いです。

北へ向かっているので、21:30でもこんな景色の車窓を眺めながら、夜が更けて行きました。

明日の朝は8:00から食堂車が開くので、少し前に起きることにします。真夜中に気付いたのですが、いくつかの駅に止まっても全くアナウンスがありません。到着予定時刻をしっかり覚えて置かないと降りれないぞ、ましてや寝坊したら一貫の終わりだ、と言い聞かせながらも熟睡してしまいました。

続く。пока!

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