馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

マトリョーシカ作製現場

Привет!

日本は全国的に荒れ模様だとインターネットのニュースで見ました。くれぐれも気をつけてくださいね。モスクワも今週末までは寒いようです。もうすぐ4月後半なのに氷点下って何事ですか。

昨日の続きです! レストランでお腹がいっぱいになった私たちは、マトリョーシカ工房へ向かいます。実はセルギエフ・ポサードはマトリョーシカを始め、木製玩具の産地としても有名なのです。ここへ行けば絵付け体験ができると聞いて、連れて来てもらったのでした。

この街のランドマーク、トロイツェ・セルギエフ大修道院の前の大通りから少し入ったところに、旦那が予約してくれた工房はありました。 私のケータイは街について30分で寒さのために充電がなくなるという無能っぷりを発揮してくれたので、旦那に写真を頼んだのですが、入り口の写真をお願いするのを忘れていました。写真はお店の中に置いてあったこの工房のチラシです。裏はマトリョーシカの塗り絵になっています。サイトはこちらから。ロシア語ですが、写真もたくさんあって楽しいです。

ドアを開けると三面を囲む棚いっぱいにマトリョーシカやパスハ(イースター)用の卵が並んでいます。それだけでテンションが上がっていると、受付のお兄さんがやる気なさそうに顔を上げたので予約していたものです、と伝えます。予約時には6人以上からしか受け付けてないから、4人だったら6人分の料金(3000p)をお願いします、と言われていたのですが、そこで言われた料金は600p。やすくなった?と少し喜びつつ、奥の工房へ行かせてもらいました。 早速職人さんがただの木の棒からマトリョーシカを作るところを実演してくれました。高速で回転する機械を使って均等に削っていきます。一番小さいものはいいのですが、もう一回り大きいものを削り出す作業が圧巻の一言でした。内側を厚さが均等になるようにくり抜いて、差し込むための段を作り、下の部分は完成。切り落とします。上の部分も内側をくり抜いて段を作ったら、先ほどの下の部分を差し込んで最終調整をしていくのです。最後に一番小さいものが入るか確かめて、完成。普段何気なく見ていたマトリョーシカですが、これからはどんなに安物の顔が崩れているものでも「ここまでするのは大変だったんだろうなあ…」と感謝の念を持って見られそうです。その時職人さんが目の前で作ったものは友達の小さいお子さんにプレゼントしていました。

初老の職人と小さいお子さんの触れ合いを微笑ましく見ていると、机の上の木屑の中から私と旦那にも小さいマトリョーシカをくれました。

もはや感動します。壁に備え付けられている棚にはたくさん絵付けされていないマトリョーシカが並んでいました。他のロシア人のお客さんが「いくつあるの」と聞くと職人さんが「分からん…28くらいかな」と答えていました。あなたが作ったのではないのか。

振り返ると絵付け師の机が並んでいます。 受付に戻ると「これで終わりです」とさっきのやる気のないお兄さんに言われました。え、絵付けは?

次回、無事に絵付けができるのか!?そして面白い女性との出会いー乞うご期待!

Пока!

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