馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

島国

Привет!

今晩雪が積もるかも知れず、明日のお出かけに支障が出ないか心配しています。確かに今、空が晴れ渡っているので気温は低いんだろうなあ。

今日はあんまりロシアは関係ありません。語学学校のクラスメイトとの話です。今のクラスのメンバーはみんな仲が良くて、授業外でもみんなで出かけたりしています。話がずれますが、なんでみんな当日に「今晩うちに来ない?」と言うんでしょう。心づもりもあるので前日には言ってほしいなあ。この「いつ誘うか問題」は、おそらく出身国ではなくその人自身の性格の違いだと思っています。

そんな感じで授業が終わってすぐにみんなでランチに行きました。この学校に通い始める直前に行ったФаршというハンバーガー屋さんです。前回なかったランチセットがありました。 店員さんが「メインはミニハンバーガーだよ!ミニだからね!」と何度もいうのでどんなに小さいものが来るのかと覚悟していたのですが、一つで満足でした。ハンバーガーとサイドにコールスローサラダかフライドポテトが選べて、250p(500円)から。行きやすくなりました。

たまたま私の目の前にはイギリス出身のA君が、そして私の横には見知らぬドイツ人の子が。後からクラスメイトのJちゃんが連れてきた別のクラスの子だとわかったのですが、当のJちゃんは向こうの方に座っていたので、ちょっと混乱しつつ3人で軽い自己紹介から話し始めました(A君のことはよく知ってるけど)。

初めこそ「どうしてロシアにいるか?」という話題から兄弟の話など当たり障りのない会話だったのですが、突然ドイツ人のSちゃんが「ところでブリグジット(EUからイギリスが抜けたこと)についてどう思う?」と突っ込んだ話題をA君に向けました。驚く私とは対照的にさっきと変わらない調子で「まず、あれは僕のミスじゃないからね」と冗談ぽく言うA君。そこから自分はヨーロッパ人であること、でも今のEUとイギリス両方の経済状態が心配なことなどを熱く語り始めました。Sちゃんもドイツの今の生活レベルが下がっていること、移民の問題などについて自分の意見を述べます。EUに入ったこともドイツに行ったこともない私は聞くだけでしたが「ごめん、日本からしたら入りにくいよね。でも無関係なことではないと思うから」と私への気遣いも忘れないでいてくれます。

そう言えば、3/29(イギリスがEU脱退の手続きを始めた日)のメトロで配られた新聞を授業で読んでいる時「イギリスは島国だからヨーロッパだけどちょっと違うというか、独自の考え方やプライドがあるでしょう?他よりも優れているという感覚が他のヨーロッパの国々よりも強いよね」という話になりました。すかさずA君が「そんなん日本も島国じゃないか」と言い返していましたが、私はちょっと違うと思います。その時に思い出したのが、鎖国した日本と大英帝国を作っていったイギリスの違い。同じ理由ではないとはいえ、結果としては正反対の道を進んだのではないでしょうか。

そもそも他の国と比べて日本には本当に住んでいる外国人が少なく、私が日本にいた時はそもそもアジアだということすら忘れていたように思います。先ほどのEUの件についても例えば大陸の方でアジア圏が一つの統合体を作るとして、そこに日本は参加するのだろうか…などと考えながらドイツ人とイギリス人の話を聞いていました。文明が発達してこれだけ世界が小さくなったのです。確かに「関係ない、違う」と国を閉じてしまうわけにはいかないよなあと思ってしまう出来事でした。

Пока!

ついに「ロシア情報」で一位になりました!いつも応援ありがとうございます。これからも頑張ります!

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