馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

イクラ屋さん

Привет!

路上で売っている野菜のラインナップにイチゴや葉物が加わり、色とりどりになってきました。SNSで友人があげている日本各所の桜を楽しみつつ、こちらで少しでも色を見つけて春を感じようと必死です。目で見つける春も良いですが、匂いで感じる春もあります。ここモスクワにおいてはそれは花の香りなどではなく、塗りたてのペンキの匂いです。土曜日から今日まで、行く先々でペンキ塗りの作業中の人を見かけました。新しい色を塗っているのではなく、冬の間に雪や泥などで汚れて禿げてしまったところを綺麗に塗り直しているようです。 ロシア語学校の敷地内にある花壇の柵もこのとおり。土曜日にどこかの高校の横を通ったら外側から柵を黒く塗り直していました。帰りに同じところを通ると、作業をしていた人々は帰ってしまっていましたが、道に黒いペンキで落書きがしてあります。これは犯人がすぐバレるんじゃないかなあ。

雪かき作業をしていた人たちは春から秋にかけて無職になってしまうのではないかと心配していましたが、こんな風にどの季節でも何かしらすることがあるようです。良かった。

さて、今日はこちらで良く見かけるイクラ専門店の紹介です。その名もКрасная Икра(クラースナヤ・イクラー:赤いイクラ)です。もともと年末にこのお店の前を通りかかった時に 店の外まで列が伸びてたので驚き、気になっていました。ロシアといえばサーモンとかイクラとかが有名ですが、みんなここまで好きだったの…。私の横ではロシア人と同じくらいイクラが好物の旦那が目を輝かせていました。さすがにこの列に並ぶ時間はなかったので、また今度、と約束してこの間やっと行くことができました。

どのチェーン店でも店内は狭い印象です。そして店の真ん中にどーんと置かれたショーケースには これでもかとイクラが並んでいます。普通のシャケの卵であれば、1kgで2900p(6000円くらいですね。誰がそんなに食べるねん)、500gで1450p、280gで850pでした。500g欲しいと口には出さないまでも目で訴えてくる旦那を制し、280gを買い求めました。ちなみに上にキャビアもありますね。100gで5000p(一万円)だそうです。こんなに高価なものも扱っているくせにカードが使えないので(このお店だけか、チェーン店全体か分かりませんが)、私の前にいたおばあちゃんがポケットからカバンから全てのコインが入りそうなところを調べて小銭をかき集めていました。それでも足りなかったらしく、少ししょんぼりしながら何も買わずにお店を出て行きました。

家に帰ってイクラを開けました。 280gでも大量です。オススメは黒パンにディル(ハーブの一種)と一緒に乗せて食べることです。もう少し贅沢したいときはサーモンのマリネも乗せるとロシアにいることの幸せを感じられます。

Пока!

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