馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

「トゥーランドット」

Привет!

昨日、いつもお世話になっている方々とランチに行ったらサプライズで祝っていただいて、本当に幸せものだなあと実感しました。ケーキとプレゼントに加え、可愛い風船まで頂いたので、帰りは映画の中の主人公になった気分で連れて帰りました。地下鉄で「誕生日?」という会話が聞こえて来た時、ちょっとドヤ顔だったと思います。

さて、お誕生日の次の日は映画の後に内装が豪華なレストランがあると聞いて連れて行ってもらいました。その名も「トゥーランドット」 こんな天井。ここは本当にレストランですか…。いつもより背筋が伸びます。

プーシキン広場からカフェ・プーシキンへ向かい、そのまま通りすぎて100mほど歩くとありますが、あんなに豪華な内装に対して入り口がかなり質素で見落としそうになりました。 横のレストランに入る人がたむろしていて恐る恐る撮った写真ですが、この表札以外にはレストラン名が出ていないので、しっかり見ながら歩きましょう。

旦那が席を予約してくれていたので、ドアを開けてカフェ・プーシキン方式で暗い地下にコートを預けると、スムーズに席へ案内してくれました。

受付の人に連れられて こんな中庭(あるいはロビー)を通り抜けると、一番初めの写真の部屋につきます。もう一枚壁の写真を載せておきますね。個室もあるようで、奥で談笑している声がかすかに聞こえて来ました。 そもそも、トゥーランドットとは元々「千一日物語(千夜一夜物語(アラビアンナイト)とは別作品です)」の中のお話に出てくる中国のお姫様の名前です。それで天井に中国にありそうな壺があったり、壁にどことなくアジア風の絵が書いてあったりしました。あらすじを書くと長くなってしまいますが、面白かったので興味があれば是非読んで見てください。私たちはレストランの中で慌てて読みました。

少し値段設定もお高めだと聞いていたので慎重にメニューを開きます。イタリアンだと思っていたのですが、ボルシチや北京ダック、寿司などもありました。オリエンタルやな。その中で思わず目を疑う値段が付いているものがありました。 一番下のものだけ一桁多いです。読んでみると「神戸牛」ではありませんか。揚げ豆腐やら中国の麺(日本料理ちゃうんかい)なんかも付いているし、二人分だそうですが、日本円にして6万円。ここで食べるくらいなら実家に帰って1000円の神戸牛ランチセットを頼みます。

とりあえずワインとサーモンのタルタル(750pくらいだったはず)を頼みました。 なんかおしゃれな感じで来ました。ワインも値段がピンキリです。

前菜として、私がボルシチを、旦那は「グリルした日本のサラダ、寿司とタピオカのチップ添え」というメニューを発見し、好奇心に負けて注文していました。ボルシチは普通に美味しく、肉が入った小さなパイのようなものが付いて来ました。件のサラダは こんな感じです。タピオカというよりゴマでした。そして寿司を食べた瞬間…「ちゃんと炙りたての味がする!」とグルメな旦那。完全に賭けだったのですが、無事に勝てたようです。

メインは旦那がステーキ(焼いたナスとゴマソースつき)2490p、私が「チキンのマッシュドポテトとトリュフのせ」1880p でした。安定の美味しさ。

日本円にするにはルーブルの値段に×2をしてくださいね。お誕生日だったので、一年に何度もない贅沢をして、お腹いっぱいで帰りました。ちなみにホールの真ん中にピアノが置いてあったので、演奏があるか尋ねたら夜の8時からとのことでした。

テンションはかなり上がるので、記念日などに是非!

Пока!

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