馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

エルミタージュ②

Привет!

昨日までは街中のちょっとした雪もほとんど溶けてしまって、もう春に向かうだけだなあとしみじみと思っていたのですが、朝起きたらこれ。 まあ積もりたてで綺麗な雪なのですが、せっかく地面が見える所まで春が来ていたのになあ。またここから始めるのか…。

そんなモスクワのことは置いておいて、エルミタージュの続きです。 圧巻だったのはここ。 「祖国戦争の画廊」ロシアが戦った戦争(主にフィンランドやフランスのナポレオンと)のときに活躍した人々の肖像画が飾ってあります。オーディオガイドによると、これらは全て本人を前にして描かれたか、本人を確実に描いたとわかっている肖像画を基にして描かれたものばかりだそうです。つまり、想像では描いていないよ、ということですね。よく写真を見ていただくと分かりますが、時々絵がかかっていません。そこの説明はなかったので、係員のおばさんに理由を尋ねると「あの空いているところは、活躍した人の名前はわかっているのに本人の肖像が残っていないのよ」とのこと。休んでしまった卒業アルバムのようです。ここの係員の方々は(なぜか女性ばかりでしたが)、本当にこの美術館が好きなんだろうなというのが伝わってくる人が多かったです。スペインの絵画はどこですか、と聞いているのに「スペインはあっちよ。それよりもうイタリアはみた?あなたたちはどこから来たの?日本!日本の絵画ならここにあるから見てね。あとこっちのエジプトと、あ、宮殿の部屋はみた?こう回るといいわ」と私たちの地図を最大限に活用して教えてくれました。そこまで聞いてなかった。

元々は冬宮に皇帝が集めた芸術品を収めていましたが、手狭になって来たので増設したのが新エルミタージュです。そこの入り口には こんな廊下がありました。ここには彫刻も置いてありますが、注目したいのは壁です。芸術の歴史が描かれています。まあ、この歴史も芸術家の想像でしかありませんが、というのは時々毒舌が入るオーディガイドの言です。このオーディオガイドはオランダの画家の中でレンブラントが一番だと思っているようで、めちゃくちゃ褒めていました。特に絵の説明になると、語彙が豊富すぎて思わず笑ってしまいました。

絵画もたくさん種類があるので、是非見に来てください。日本の展示室には甲冑から根付まで様々なものが置いてありましたが、ややこしい場所にあるのでもう一度辿り着ける気がしません。この美術館は上下の移動に弱いのです(日本の部屋は最上階)。

疲れたらカフェもあります。 ここで元気を取り戻さないと、見続けていられません。ケーキやピロシキの種類も豊富でした。おすすめ。実はこの美術館にもフリーWi-Fiがありますが、なぜか一度に使えるのは15分だけです。

カフェを出ると、目の前にはお土産ショップがあります。ところどころ、展示室の間にもありますが、まとまっているのはここ。もちろん絵画や部屋の内装をモチーフにしたグッズ、本などが置いてあります。そしてエルミタージュ美術館の地下ではネズミ退治のために猫を多く買っているそうで、猫モチーフのものもあります。 鞠子。なぜ日本名なのでしょうか。次に行った時に誰かに尋ねてみたいです。こういう疑問は誰に聞けばいいのでしょうか…。

こんな感じで、世界三代美術館の一つでもあり、世界遺産にもなっているエルミタージュ美術館は、サンクトペテルブルクでの必見スポットです!

Пока!

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