馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

エルミタージュ美術館

Привет!

朝から晴れ渡った空で気持ちがいいです。今日はいよいよエルミタージュ美術館について書こうと思います。

このサンクトペテルブルク一の観光地は 実は冬宮(下の写真では緑色のところ)、小エルミタージュ(青色)、旧エルミタージュ(赤色)、新エルミタージュ(黄色)の四つの建物が繋がってできています。つまり、めちゃくちゃ大きいです。宮殿の内装も、美術品も隅から隅まで見てやろうと思うと1週間くらいかかる気がします。 しかもめっちゃ迷います。2日行っても新しい廊下に出会えるなんて…と感動しました。外国人である私たちは、1日券の入場料が580p、2日券になると1000pになります(ちょっとお得)。一日券の方は分かりませんが、2日券は同じ紙で2日の間は出たり入ったりし放題でした。ちょっと止められるので、どうしてもというわけでなければしないほうがいいと思いますが。

ちなみに、水は持ち込み禁止です。セキュリティチェックのところで、空港よろしくペットボトルが山と積まれていました。名前を書いておいて帰りに取らせてくれたらいいのに。

2日目はオーディオガイド(日本語)を借りて、じっくり見ることにしました。3人で二つ借りましたが、音が大きいので一つでも大丈夫です。一台500p。保証金として2000pを預けると看板に書いてありましたが、私が要求されたのはクロークの番号札。 確かにコートがなければ外に出れないので、冬場には一番効果的だと思いました。ちなみに一緒に持っている紙がオーディオガイドの番号が書かれている地図です。この地図が一番分かりやすかったように思います。

いよいよゲートを抜けて、まっすぐ進むと一番初めに出会うのがこちら。「大使の階段」です。 無数の外国大使がこの階段を登ったためについた名前です。

ここから始まる冬宮は、実際にエカテリーナ2世を初めとする歴代の皇帝が住んでいた宮殿なので、各部屋の内装を楽しむことができます。もちろん色々なインテリアも展示してあります。それぞれの部屋の写真を一枚ずつあげるのも野暮なので、オーディオガイドで聞いた見所のある部屋をいくつか載せます。

まず、ここ。 「大玉座の間」です。実は背後に大きな玉座があります。ここで注目したいのは、天井の模様がそのまま床に描かれていることです。ただし、入り口と玉座の上に描かれているエンブレムは、床には描かれていません。踏むなんてもってのほかだからだそうです。

また、私が好きだったのが「孔雀石の間」。全体的に金色が多いこの宮殿ですが、この部屋にある孔雀石の緑色が場を引き締めています。 孔雀石をそのまま使っているのかと思いきや、薄く剥がしてモザイク画のように貼っているのだそうです。職人技。そのために細かい模様も美しく繋がっているように見えるのだとか。これ以降この石で作られたものを見るたびにかなり模様を意識するようになりました。

また「パヴィリオンの間」も圧巻です。 天井のみでごめんなさい。もともとエルミタージュとは「隠れ家」という意味で(なのでモスクワにもエルミタージュ庭園というひっそりとしたお庭があります)、その中でもこの部屋はエカテリーナ2世が数人のお気に入りとプライベートな時間を過ごす部屋だったそうです。 そしてこの部屋にあるエカテリーナ2世の愛人ポチョムキンが贈った時計も美しく、観光客に人気があります。 この「孔雀の時計」は、かつて時間になると全てのパーツが動き出した、かなり精巧なものです。横のテレビで全てを動かした映像を流し続けていました。

長くなりすぎたので次に続きます! Пока!

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