馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

カフェ・プーシキン

Привет!

三月もあと少しということで、もう一年の四分の一が過ぎるという事実に震えています。ちなみにコートはいつまで着ればいいですか。

ずっと行ってみたかった憧れの(かなりお高めの)レストランへも「友人に体験してもらう」というのを口実に行ってきました! こんな内装ですよ。特別なことがないとなかなか行けません。地下鉄プーシキンスカヤ、チェーホフスカヤ、トベルスカヤの三駅が合流しているプーシキン広場から、プーシキン像に背を向けて(プーシキンのゲシュタルト崩壊)2分ほど歩くとあります。内装に比べて入り口が質素なので一瞬わかりません。 こんな小さな看板が出ているだけです。 重いドアを開けると、警備員に「先に地下で上着を預けてください」と言われました。このクロークがまたロウソクの灯りしかないのではというくらい暗く、中世のお城(の地下牢)感が出ています。

クロークの預け札までオシャレ。 席に着くとメニューがおかれました。皮の重厚感がありますが、中身も同じくらい重い値段がついていました。ビーフストロガノフ一品で1500pか…!ただ、私たちの目当てのビジネスランチのメニューがついていません。ここへ昼間に来たのも、ビジネスランチであれば手が出そうだと聞いたからなので、恥をしのんで「ビジネスランチ用のメニューはありますか」と聞いてみました。もちろん、とかっこいいお兄さんが微笑んで持って来てくれたメニューをみると「二品で630p、三品で930p、パンと紅茶かコーヒー付き」と書いてありました。これです。メニューが英語とフランス語表記しかなかったのですが、これが高級たる所以でしょうか。

せっかくなので三品を頼むことにしました。サラダとスープ、そしてメインです。 早速来ました。下が私のブリヌィ、上が友人のオリビエサラダなのですが、なんだこのオリビエサラダの盛り付けは…!味もさることながら、こんなにオシャレなオリビエサラダは初めてみました。ブリヌィは黒パンの粉で作っているのか色がいつもと違います。そしてサーモンの量。友人はこちらに来て1週間ほどで「もうブリヌィは見たくない」というほど食べていたので、私のことを信じられないという顔で見ていました。

そしてスープ。 ボルシチです。ボルシチも嫌という程食べさせてしまった気がしますが、店によって味が違うので楽しんでもらえたようです。私はチキンスープ(麺入り)にしたのですが、スプーンのみで麺を(上品に)食べるという無理難題に直面する羽目になりました。お箸をください。

そしてメイン! 私のはチキンの周りにクルトンをつけて焼いたようなもの(フランス語だったので名前を忘れました)。実は結構なボリュームがあります。私は絶対ロシアに来てからジャガイモで太りました。

また、時々持って来てくれるパンが美味しくてお腹いっぱいになります。店員さんがカゴに入ったパンを見せてくれて、選ぶ形式なのですが、パンの種類を聞くつもりで「これは何?」と聞くと「パンだよ」とニヤッとしながら言われました。お茶目。フランスパンと黒パンと玉ねぎパンがあるのですが、玉ねぎパンはかなり美味しいです。美味しいとアピールしすぎて、食べ終わるとすぐに「玉ねぎパンいる?」と聞かれるようになりました。

そして友人のメインは ビーフストロガノフ。想像と違いすぎてちょっと友人が戸惑っていましたが、こちらのビーフストロガノフはこんな感じです。真ん中のマッシュポテトタワーを目の前で作ってくれるのですが、一見の価値ありです。思わず感嘆の声が出てしまいました。いいお客さんだったことでしょう。

お会計を済ませてから二階に上がってもいいか聞いてみました。実はここは二階建てで、夕食時になると一階と二階で値段が変わるのだそうです(二階の方がお高め)。ちなみにこの記事の一番初めに載せた写真は二階のものです。 ここは本当にレストランかしら。写真を撮っているといかに自分がミーハーかを感じてしまい、さっと写してそそくさと一階へ下りました。30年後くらいに堂々と二階で食事をしたいです。

デザートも美味しそうでした!またいつか行きたいな。

Пока!

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