馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

節分

Привет!

今日は立春ですね。春の気配も全く感じられないモスクワからお届けしています。さっき家を出るときは少し吹雪いていました。私はこちらに夏に来たので、もちろん雪のないこの町を見ているのですが、今は思い出せません。雪を踏んだり滑ったりせずにどうやって歩いていたのでしょうか。

今日が立春ということは昨日が節分だったわけで、多くの方が恵方巻きを丸かぶりされたと思います。かく言う私の元にも、母から前日に「今年の方角は北北西」と通達がありました。ちなみにその通達の中にあった「恵方は、西暦下一桁が4.9なら東北東、0.5なら西南西、1.3.6.8なら南南東、2.7なら北北西の四種類だそうです」という豆知識もご紹介します。4種類なんですね。もっとあるかと思っていました。それにしても誰が決めたのでしょう。

私はそれまですっかり「節分」も「恵方巻き」も忘れていたので、前日にこちらで手巻き寿司をすることを決めました。実は旦那の実家から届いた「すしのこ(酢飯を作るパウダー)」や旦那の会社からおせち料理とともに届いた焼き海苔があったのに、一回もお寿司をしていませんでした。あとは具材を揃えるだけです。

ちなみにほとんどのスーパーに 上のような寿司酢やガリ、写真にはとっていませんがわさびなどは売っています。毎日お寿司をするわけでないのであれば、びっくりするような値段も付いていません。

海苔は、昨日行ったペレクレストック(普通のスーパー)には韓国海苔が大量に置いてありましたが、

もう少し高級なアズブカ・フクサや赤の広場横にあるグム百貨店の1階食品コーナーでは焼き海苔を見かけました。 お米も売っているので、お寿司ができる舞台は整っています。問題は内陸のモスクワで海産物が少ないことです。 新鮮な魚はありませんが、カニかまはどこでもよく見かけるなあと思っていました。日本のものとは違って、薄いかまぼこをくるくる丸めて作っているようです。 カニかまコーナー。驚いたのは、多くのパッケージにスメタナ(サワークリーム)をディップして食べている写真が付いていたことです。さすがロシア。

魚の中でも一番手に入りやすいのは鮭です。スモークでも切り身でも売っています。マグロはほとんど見かけません。ツナ缶になってしまえば置いています。そしてよくあるのは塩漬けにされたсельди という魚です。この記事を書くためにちゃんと調べるまでイワシだと思っていましたが、ニシンでした。イワシだと信じて昨日も食べましたが、似ているからいいかな。鬼も騙されるでしょう。 買ったもの一覧。これにコーン缶もマヨネーズで和えてつけました。奥にあるのはイクラですが、150gで45p(90円ほど)はおかしいと思ったら、赤いタピオカみたいな食感でした。次は市場で買おう。

自分で好きなものを乗せて手巻き寿司を作り「喋らずに一本食べきろうね!」と旦那と言い合いながら丸かじり。…それから思い出しました。方角確かめるの忘れた!慌ててiPhoneの方角アプリを起動。 そっちが北だったのか、と半年目にして初めて知りました。

夜には友人が送ってくれた黒豆を食べて、きちんと節分ができました。すしのこはまだまだ余ってるので、頻繁にお寿司をしようと思います!

Пока!

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