馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

クロスカントリースキー

Привет!

朝からパッとしない天気です。曇っているなあと思ってふっと窓の外を見ると吹雪いていたり、目を逸らしたすきに青空が細く見えたり、モスクワは山と同じくらい変わりやすい天気ではないかと思っています。

昨日の続きです。レンタルスキーの小屋は人が溢れていて、借りたい人と返す人でごった返していました。スキーを渡してくれるおじさんに足のサイズを伝え、在庫を確認してもらいます。そんな感じだったので結構ないサイズも多かったです。私は急かされるままとりあえず目についたサイズを言いました。少しだけ大きかったです。レジでは身分証明書(グループに一つ、パスポートで大丈夫です)を預け、言われた値段が2人で2400ルーブルでした。荷物を預けるのが100ルーブル、スキー一式のレンタル料は一つ150ルーブル(300円)、そして保証金が1000ルーブル(2000円ほど)です。保証金は返却時に返ってきますが、高いですね…。そうでもしないと持って返ってしまうのでしょうか。

借りられました。 全然調べずに行ったので、かかとを固定しないことに驚きます。靴も山スキーに比べると柔らかいんですね。そして坂ではなく、普通の道を「歩いて」進みます。とりあえず装着して一歩踏み出そうとしまs…後ろに倒れました。つま先だけ固定されているので、普通に足踏みする感覚でかかとを上げた瞬間、スキー板が前へ滑るのでバランスを崩して後ろへ倒れるのです。そして平坦な道なのでスキー板のエッジが使えず、なかなか立てません。

結局慣れるまで3、4回こけたので、途中のベンチでこの間買ったスキーウエアを装着しました。早速役に立った! 慣れてくると、周りの景色が目に入るようになってきます。 人が少ない。 本当に公園が広すぎて自分が迷っているのか迷っていないのかもわからないまま進んでいました。羅針盤が必要だ、と何回かロシアに来て思っているので、この国は本当に広いんだと実感します。

クロスカントリースキーが面白いのは、真横に歩行者がいることです。ランニングや犬の散歩をしている人もいます。なんでスキー板という負荷をわざわざつけて歩いているんだろう、と思わないこともありませんでしたが、慣れてスピードが出せるようになると楽しめました。調子にのるとすぐこけるのですが。 すぐ横をこんなボートが通り過ぎて行きました。スノーモービルに引っ張ってもらって楽しむもののようです。スキー板を借りたところで頼め、そこから出発していました。冬を楽しむ才能は人一倍あるなあ。

2時間で返さなければいけないので、1時間進んだら引き返そうと思っていました。1時間近く経った時に見つけた地図がこちらです。 矢印が出発地点、丸がその時の位置です。え、1時間歩いてこれだけしか進んでないの…?公園広すぎない??

しかも、この地図を見ると色々な位置関係が混乱してきました。帰れる気がしません。帰りに少し急いでいると、また盛大にこけてしまいました。ちょうどその時横を通りかかった、犬の散歩中のおじさんが「それ間違ってるよ」と突然つぶやき、スキー板に靴をつけ直してくれました。それからはかなり快適に歩けます。付け方一つでこんなに変わるものなのか…と驚きつつ、なんだかんだで帰りは30分ちょっとで着きました。ワープしたのかもしれません。

楽しく、いい経験にはなりましたが、しばらくしなくてもいいかもな…と思います。とりあえず次は山スキーです!!

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