馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

カザン旅行記-博物館①

Привет!

ちょうどセンター試験と(関西では)中学受験の季節ですね。厳しい寒波が猛威を振るっていると聞きましたが皆さん大丈夫でしょうか。センター試験を受けている受験生も落ち着いて頑張ってくださいね。普段見ない雪にテンションが上がって休み時間に雪合戦などはしない方がいいと思います(経験談)。

そろそろ飽きて来られているかもしれませんが、カザン編を続けます。今日は博物館です!

こちらはクレムリンのすぐ横にある「タタールスタン国立博物館」です。大きくて全体像は収められませんでした。入った途端、人があふれていてびっくりしました。寒いからかな…とチケット売り場に行くと、なんと入館料が無料とのこと。毎月第1水曜日は無料だそうです。そりゃ人も多いわ。あふれていると言っても日本の博物館の特別展示時よりは少ないです。待たずに入れます。無料でもチケットは出してもらいましたが、ペラペラ。普通のコピー用紙に白黒で印刷しただけでした。無料やもんね。

展示はやっぱり石器時代から始まりましたが、こんな人形やかつての住居のジオラマが展示してあって見ているだけで楽しいです。ジオラマはどう見ても高校で習った「縦穴式住居」に他なりませんでした。どこでも似るものなのですね。

二階に上がると一気に時代が進みます。 青を基調とした落ち着いた展示室。一つ一つ見ていると、突然「カーーン!カーーン!」と大きな音が。ちょうど戦争の展示を見ていたので「敵襲か!?」と思いましたが、コインを作るワークショップをしていました。 民族衣装に身を包んでいる係の人。パチンコ玉のようなものの上に型を当てて、上からトンカチで叩いていました。他にもエカテリーナ二世がカザンを訪れた時に乗っていた馬車も。 エカテリーナ二世はどこにでもいますね。ロシア人に一番人気のある支配者なのでは、と思っています。

この博物館、他にも色々と体験型の展示があって面白いです。中世の甲冑が展示してあるところでは、兜だけかぶれました。 旦那に被ってもらいましたが、なかなかアンバランス。私もかぶってみたところ、ただでさえ高くない身長が2センチくらい縮んだと思います。それくらい重い上に、どんどん前にずれてきて目の穴が合わなくなってきます。これで戦うという発想に至りませんでした。

こちらは「1000年記念博物館」です。この記事で出てきたスュンビケの肖像画があるところです。一番近いバス停から10分くらい歩くのですが、道に迷ってしまいました。入り口はカザン側に面しているので、ぐるっと回り込んで入るのですが、後ろからでも入れるだろうと突撃すると、あたり一帯工事中で道がなかったのです。この時外気温-18度。しかも吹雪いています。何とかして探し出した入り口から入ると、クロークのおばさんたちが「よくここまで来たね!ここが博物館であってるよ、寒かったね。まずコートはここで預けて、チケット売り場はその後で案内するわ」と言ってくれて泣きそうになりました。

中もこんな感じでめっちゃおしゃれ!帰る日だったので、少し駆け足で見ましたが、小さな砂場で発掘体験ができたり、映像を見られるところがあったり、面白い博物館でした。3階建てなのですが、旦那と二人でアラビア語の印刷機の展示を見ていると、上の階からおばさんが「それはドイツ製なのよ!」と話しかけて来て驚きました。その後見所を解説してくれます。おそらくこの博物館の人だったのだと思います。 件の印刷機。説明を受けたので一応写真に収めました。

帰ろうとするとクロークのおばさんはお手洗いに行くところだったらしく「待っていて!」と言われました。彼女が帰ってくるのを待って、コートを渡してもらい「どうだった?」という質問に二人で興奮気味に返事をして、博物館を後にしました。

他にも面白い博物館があったので続けます!

Пока!

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