馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

Музей Усадьба Кусково

Привет!

ホリデーシーズンにモスクワ観光をしよう第2弾!モスクワの南東にある「クスコヴォ」へ行って来ました。 地球の歩き方によると「モスクワのベルサイユ」やら「大きな池と広壮な邸宅」なんていう言葉が並んでいて、嫌が応にも期待してしまいます。邸宅というのは、18世紀に栄えたシェレメチェフ伯爵の持ち家で、今は彼の広大な敷地内にある建物を見学できるようになっています。メトロрязанский проспект (リャザンスキープロスペクト)駅から133番バスで5分強乗り、Музей "Кусково"(ムゼィ クスコヴォ=クスコヴォ博物館)で降り、道を渡ると! 真っ白。最近暖かくて忘れがちでしたが、今は真冬でした。ちなみに夏はここが湖だそうです(係のおばちゃんに聞きました)。 入り口にチケット売り場があるのでチケットを買って中に入ります。敷地内の建物がそれぞれチケットがいるようでしたが、どれがいいかわからずとりあえず一番の目玉である「дворец(宮殿)」のチケットだけ買いました。一人200p(400円)。建物の内部を撮影したい人は撮影券もここで買うようです。あるいはガイドさんをつけると写真撮影は可能だと言われました。案の定、撮影券を買い忘れた私たちは豪華絢爛な宮殿内部を撮れませんでした。 宮殿入り口です。ドアに立てかけてある小さな箒で、靴についた雪を落としてから入るよう言われました。中でも靴の上からスリッパを履かなければいけませんでした。徹底しているなあ。 居間や寝室などを見て回ります。この宮殿は有名な部屋が二つあります。一つ目はラズベリー柄の客間。ピンクです。とっても可愛らしい、温かみのある雰囲気で「ここに住みたい」と一瞬思ってしまいました。もう一つはダンスの間。部屋の壁が4面とも鏡で囲まれています。低い位置まで降りて来ているシャンデリアに、天井には見事な絵画。鏡の上は古代ロシアの歴史をテーマにした彫刻で飾られています。ここも一見の価値ありです。個人的に面白かったのはビリヤードの部屋。説明書きによると、18世紀の終わり頃に空前のビリヤードブームがロシアにやって来たため、当時はどの宮殿にもビリヤードの部屋があったそうです。 宮殿裏側。途中で「食堂のチケット持ってる?」と見張りのおば…お姉さんに聞かれました。買った覚えがなかったので、宮殿内部でも別のチケットがいるのか!と驚きつつ、諦めて帰ろうとしたら出口にいた係のおばさんに「食堂はちゃんと見た?」と言われました。経緯を説明すると「どうしてチケットがいるの!(こっちが聞きたいです)大丈夫よ!」とのこと。もちろん見に行きました。食堂こと晩餐会用の部屋にはシェレメチェフ伯爵の家族の肖像画がたくさん飾ってありました。それも「お客さんに一族の最盛期を思い出してもらうため」だそうです。ちょっと悲しくならないのでしょうか。

去り際に出口のおばさんにお礼を言うと「次は夏に来てね。もっとキラキラしてるし、あったかいし、素敵よ」と言われました。そうなのです。なぜかこの宮殿内、全く照明がついていません。暖房設備もなく、見張りの人たちもコートを着込んで宮殿内を行ったり来たりしています。見張りのためもあるでしょうが、暖をとるために見えないこともありませんでした。閉園時間は16:00なのですが、それ以降は日も沈んで真っ暗になるので物理的に見学できないのでしょう。

ただ、広大な敷地を人がいない状態で散歩できると言う意味では冬もいいと思います。 次回はクスコヴォでお散歩編です!

Пока!

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