馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

Мой первый Monopoly

Привет!

窓の外から銃声のような音が聞こえています(おそらく花火)。特別な許可がなくても花火をあげられるロシアでは、年末なので毎晩のようにどこかで打ち上げ花火の音が聞こえます。この分だと年越しの瞬間はどうなるのか、今から楽しみです。

そしてやはり-3度以下から下がらない気温のため、今のモスクワの街中は溶けた雪で泥々になっています。おそらくゴム製の長靴が一番適している気がしますが、1月1週目の金曜日の予報は最高気温が-13度…靴がいくつあっても足りません。

旦那とお互いにクリスマスプレゼントは用意したものの、ロシア式に元旦に開けることにしました。それとは別に二人で遊べるボードゲームが前から欲しかったので思い切って購入! モノポリーです。お土産にもなるかと思ってロシアバージョン。

ちなみに二人ともモノポリーは遊んだ経験がありません。もともと人生ゲームを買おうかと思っていたのですが、箱に乗っている写真を見ている限り3マスに一人くらいの割合で子供が生まれていたので辞めました。何も書いていないマスも多くて、日本の人生ゲームは情報量が多いのだと初めて知りました。

モノポリーとは、簡単にいうと陣地獲りゲームです。止まった土地を買って、それ以降に他の人が自分の土地に止まればその人からお金がもらえます。全ての土地は色分けされていて、同じ色を独占(モノポリー)すると、貰える額が上がったり、家を建てられたりします。またところどころで鉄道が買えたり、税金を取られたり、何もしていないのに牢獄へ入ったり、というマスもあります。

大人二人でするので、ワイン片手に優雅な図を想像していたのですが、実際はもう片方の手に電子辞書を持って必死に調べていました。通常はわからないのですが、ロシア版では買える土地が「モスクワ」だったり「サンクトペテルブルク」だったり、鉄道名も「カザン鉄道」だったりします。

自分の駒も可愛いのです。 ワシリー寺院に宇宙飛行士、熊、バレエシューズ、マトリョーシカ、バラライカです。日本だったらどうなるのか考えるのも楽しいです。

いかんせん初めてなので、比べるものがないのですが、ところどころで「チャンス」と「宝箱」というマスがあり、そこに止まるとそれぞれのカードを一枚引けます。例えばこれ。 「銀行の手違いで200ドル(単位はわかりませんが)を貰う」だそうです。これはロシアだからなのか、全世界共通なのかとても気になります。このカードを読むために電子辞書が必要でした。自分がお金を払うのか貰えるのか必死で読み解こうとするのでかなり勉強になります。

やたらと「医者のレセプションに呼ばれて50ドル払う」を引いてしまったり、相手のお金が少なくなってきたと思ったら相手の土地を二束三文で買い叩いたり、汚い大人の世界を垣間見た気がしました。そして私は合計で10回以上刑務所へ行くマスに止まってしまったので、実際にそうならないように心から気をつけようと思います。結論:水道、電気などの公共事業を手に入れた方が勝ち。

これからモノポリーのロシア語は完璧になりそうです。

Пока!

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