馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

街中の音楽

Привет!

きたる4時間の怒涛のロシア語に備えて、登校のお供は専ら邦楽になりつつある最近の電車内です。元々は洋楽の方が好きだったのですが、FMを聞くうちにJ-POPやRockもかなり聞くようになりました。こちらに来る前に好きなアーティストのCDをとりあえず揃えておいてよかったです。新曲が聞けないのが辛いですが。 話が脱線しましたが、この前もいつものようにback numberの世界に浸りながら電車に乗っていたら、急に外の世界から「コンニチハ」と聞こえてきました。あまりにも自然だったので普通に返しそうになりましたが、ここはモスクワのメトロ内です。日本でも知らない人から声をかけられたら怖いのに、ここで日本語??と声の方を向くと、先生がめっちゃ笑っていました。結構びっくりした顔をしていたそうです。

これは個人的なサプライズでしたが、メトロ内は時々音楽的なサプライズがやってきます。夜11:00くらいにメトロに乗っていたら(こういう状況の場合はよく注意しながら乗ってくださいね)、突然「深夜にごめんなさい!でも聞いて!」と車両を練り歩きながらアフリカの民族楽器のような太鼓をリズミカルに演奏し始めました。私たちの車両だけ一気に真昼のサバンナです。キリンがのんびりと葉を食べているのが目の前に見えました。彼は一駅分、目一杯演奏すると、次の駅で降りて後ろの車両に移って行きました(基本的に走行中は車両移動ができません)。

またある時は車両の端で急にアンプを出してきてベースとアコースティックギターがロックに演奏し始め、女の子が鈴を振りながら車両を踊って周り、乗客がコインを渡す、というところにも居合わせました。電車内で、急に音楽が始まってもあまりみなさん驚かないことに私が驚いてしまいます。アーティストの皆さんも一つの車両にいるのは一駅分と決まっているのかのように律儀に一駅で一曲終わらせるので、双方慣れているなあといつも感心します。ただでさえモスクワのメトロはなかなか大きな音を立てて走るのに。

電車を降りたら降りたで、駅の こんなところでよくヴァイオリ二ストが演奏していたりします。今度はクラシック…。モスクワの地下鉄の駅は美術館のように綺麗だ、と有名ですが(上の写真はそこまででもありませんが)、世界観には合っていて優雅な気分になります。さっきの人たちがホームでロックしてなくてよかったです。

電車内やホームは暖かいので分かるのですが、最近驚いているのは路上で見かけたとき。この前はバラライカを演奏していました。 雪の中で、夜に、大きなバラライカ。なんともロシアっぽくてとても素敵でした。私にはこのお客さんのように立ち止まれるほど寒さ耐性がついていないのが残念で仕方ありません。でもバラライカはさすがに珍しい方で、よく見かけるのはアコーディオンです。昨日、スーパーの帰りが吹雪いていたのですが、その中でもアコーディオンを弾いていた時は目を疑いました。よく手袋して鍵盤抑えられるなあ…とか、なんでここで弾いているのだろう、とか色々なことが頭をよぎりましたが、寒すぎて足早にその場を離れました。

さすが冬場は観劇や音楽鑑賞が増える国です。最近行けていないので、もっと色々楽しんでみたくなりました。

Пока!

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