馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

荷物搬送

Привет!

今日も連続快晴記録を更新中です!ちなみに日中の最低気温も更新しました。−7度です。初めてロシア語の先生が「今日寒いね」と言ってくれて安心しました(いつも「寒くなったね」と言っても否定されてばかりだったのです)。その気温の中を歩いたあと、地下鉄の駅に着いたらメガネの人はみんなラーメンを食べた時のようになっています。よくあれだけメガネが曇っていて人とぶつからないなーと感心してしまいます。

この間、日本においてきた資料と本が急遽必要になったので、実家から送ってもらいました。うちのモスクワの家は少しややこしく、タクシーの運転手さんも迷うので、家から電車で1時間のところに送ってもらっています。これまではそこまで重くなかったので平気でしたが、今回は紙類がほとんどだったので9kgだと聞いていました。旦那と一緒に行くつもり(そして運んでもらうつもり)だったのですが、なかなか都合が合わず、タクシーで帰れば私一人で大丈夫だろうという事で、昨日行ってきました。

無事荷物を受け取り、タクシーを呼びました。 モスクワでは流しのタクシーとのトラブルがよくあるので、GetTaxi(画像左上のアイコンです)というアプリを使えば便利で安全に呼ぶことができます。 アプリを開くと、 この画面になります。車の種類を選んで、下の黄色いボタンを押したら、あたかも道で手を挙げてタクシーを呼んでいるかのように、真ん中のアイコンが主張して地図上の近くにいるタクシーがこちらへ向かって動くのが見えます。タクシーが決まったらドライバー、車のナンバーと色、ドライバーの電話番号を出してくれます(ちなみに降りたあとは領収書もメールで送ってくれます)。

いつものように呼んだのですが、GPSの情報が少し間違えていたらしく、いつまでたっても車が来ません。アプリ上では私は乗ったことになっていたので、ドライバーに意を決して電話することにしました。アプリは英語で使えますが、ドライバーにはもちろんロシア語でです。

私「今どこにいるんですか?私は○○(建物名)の前です」ド「住所は??」私(わからん…と思ったので通りすがりの人に尋ねて)「○○だそうです」ド「じゃあなんでアプリでは△△になってるん」私「わかりません」ド「じゃあもういいです。ご利用ありがとうございました」ガチャ

…切られた!?運転手側から今回の注文をキャンセルしてもらえなければ、新しく呼び直すこともできません。もう一つ、Yandex(ロシアのグーグルやヤフーのようなもの)のタクシーを呼ぶアプリ(2枚目の画像の左下)があったはず…インストールをしてみます。ドキドキしながらインストールできるのを待って、完了した瞬間にiPhoneの画面が真っ暗に。

外気温-3度なのを忘れていました。スマホが寒さに弱いことも。40パーセントの充電は一瞬にして失われ、残されたのは使えなくなったiPhoneと、9kgの荷物、そして絶望です。

他にどうしようもないので、地下鉄で帰ることにします。大きなダンボール箱を抱えていると、駅の入り口で呼び止められ、空港にあるような荷物検査の機械で箱の中身を検査されました。実家からの愛しか入っていないので存分に見てください。検査をクリアし、座れるかな…という淡い期待を抱いてホームへ向かいます。

見事に席が埋まっていましたが、私の大荷物に気づいたお兄さんが席を譲ってくれました!ところがスパシーバ(ありがとう)と言って席に着こうと振り返ると、後ろから来たおばあさんが空いたはずの席に収まっていました。突然の出来事に私にしか見えていない人かと思いましたが、周りの同情するような目が私に向いているので、実在する人だったようです。席を代わってくれたお兄さんはどこまで親切なのか、ダンボールを代わりに持ってくれました。次の駅のついたとき、おばあさんの横の席が空きました。おばあさんが空いたシートを手で押さえて私を呼んでくれたので、お兄さんから無事荷物を受け取り、あとは楽をして帰ることができました。

色々な人がドアを開けてくれたり、声をかけてくれたり、とても親切でまたロシア人が好きになりました。家に着いたらケータイは復活しており、件のタクシー運転手からキャンセルのお知らせが入っていました。遅いわ。

二の腕が少し筋肉痛ですが、いい運動になりました。そしていつも色々とお願いを聞いてくれる実家には感謝しかありません。ありがとう。

Пока!

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