馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

国民性

昨日、テレビで戦隊ものをやっていました。 夜の10:30です。子供は早く寝たほうがいいよ!あまりにも日曜日の朝に見ていたものにそっくりなので中の人も日本人かと思いましたが、ヨーロッパ系の顔だちです。話しているのはロシア語ですが、街中の看板が英語だったことからおそらくアメリカかどこかで作られたものを吹き替えて流しているのだと思います。ただ、味方が10人近くいて、一人の敵に一斉攻撃を仕掛けた時は、流石に敵に同情しました。

クラスにクロアチア人の女の子が来ました。とっても人懐こく、明るい子で楽しいです!クロアチア語やセルビア語は使っている単語がロシア語とかなり似ているようで他のクラスメイトたちと羨ましがっていたのですが、彼女によると文法は全く違うものだそう。単語だけ似ていてもややこしいな…!

イタリア人の女の子がシェアするために持って来てくれた、どう見てもきのこの山。モスクワではChoco-boyという名前で売っています。

今日はこちらで実際話したロシア人たちのお話。 私たちの大家さんは40代に行くか行かないくらいの女性です。とてもいい人で、深夜にも関わらずお湯が出ない時もすぐメールの返信をくれました。ただ初めの印象が怖かったのです。私たちがこちらに来て2、3日後、家の説明と家賃の受け取りのために来てくれたのですが、真夏ということもあり肩出しのシャツにヒョウ柄のスキニー、化粧も濃く、目の周りにアイラインをしっかり引いていました。今から友達と会うからこんな格好だけど気にしないで!と言われましたが、初めてちゃんと話したロシア人ということもあり、少し圧倒されました。一ヶ月後、また大家さんが家賃を取りに来る日になりました。チャイムがなってドアを開けると、優しそうなおばさんが。知らない人だと思ってドアを閉めそうになりました。多分ノーメイクだったのですが、ここまで人って化粧で印象が変わるのですね。ロシア人はきつそうな人が多いのですが、案外素顔は違うのかもしれない、と思っています。

かぼちゃを買いに市場に行った時、帽子やマフラーなどを売っているお店を見つけました。ロシアにマフラーを持ってこないという前衛的なスタイルの旦那が、あまりの寒さに駆け込むととても気のいいおじさんが店番をしていました。「何探してるの?マフラー?(私を指差しながら)彼女のための?」と質問責めに。全部に答えつつ、旦那が気に入ったのを見つけたので買おうとすると「よし、コート脱いで」と言われ、何かの罰ゲームかと思いましたが、マフラーを巻いてくれたのでした。こちらではマフラーはコートの下に巻きます。 380p(600円弱)だったものを少しまけてくれたり、買った後も「働いてるの?学生?初めてこっちで冬越すの?」と聞いてアドバイスをくれたり、とても気持ちのいいお店でした。また小物を買う時はいこうと思います。市場の人は商売ということもあってかよく話してくれるし笑顔で対応してくれます。同じ商売でもスーパーの店員さんは人と運によります。毎日通っていると今日の店員さんは機嫌良さそう、というのがわかってきました。店員の顔色を伺う私も変ですが…。

日本の素晴らしい接客が時々恋しくなりますが、こちらの人みたいに自分に正直に生きてもいいのではないか、と最近思うようになってきました。人間だから嫌なこともあるし、理由なく機嫌の悪い時もあります。それを隠さないだけなのかと気づくと、少し気持ちが楽になりました。いつも頑張って相手の気分を害さないようにする日本人の国民性も接する上では気持ちがいいですが、そんなに無理しなくてもいいよ、と教えてもらったような気がします。

Пока!

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