馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

人種のるつぼ

Привет!

この前の日曜日はロシアの下院選挙だったので、月曜日の朝ニュースをつけるとこんな画面がずっと続いていました。 どこの国でも選挙速報って同じですね。 (画面が暗いですが、朝の7時過ぎです) ただロシアはモスクワとウラジオストックでも7時間ほどの時差があるので、順次締め切られていくそうです。ウラジボストックの人投票してから長い時間待たなきゃいけないんですね。あとこちらでも出口調査があるとか。プーチンさんが投票している様子もニュースで流れました。

新しいクラスになってからほとんど書いてきませんでしたが、クラスメイトが違うとこんなに様々なものの見方が変わるのか!と毎日新鮮です。N君は学生だったので、周りにロシア人の友達グループがあって、「どんな話をしているのか気になるから」という理由で学びに来ていたのですが(それでモスクワまで来るのも驚きですが)、今回はほとんど社会人でこちらで仕事をしている人が多いのです。みんなでロシア語を勉強している理由を話していると、コロンビア人とフランス人が口を揃えて「ロシアはこれから世界で一番力を持つ国だろうから」と言います。二人ともオンラインショップを経営していたり、リスクマネジメントの専門家だったりするらしいので、あながち的外れなことではないのかなあ…と思って聞いています。

また、みんな最低3言語は使えます。ロシア語は4言語目だったり5言語目だったり。そういう意味では言語を学ぶことに慣れているのが羨ましくも感じます。「この単語はフランス語で(あるいはスペイン語、イタリア語)でなんて言う?」と先生からよく聞かれるのですが、みんな答えていました。時々、ロシアで英語も教えているというフランス人のJさんは、そう聞かれると「英語でしか分からない」などというので「本当にフランス人?」とみんなでからかっていますが。(ロシアに来る前はカナダでリスクマネジメントと英語を教えていたとか。)

そんな教室に、今日アメリカ人がやってきました。芸術家だという彼は独学でロシア語をやっていたそうです。というのも、街にロシア人が多く住んでいるので、話したい(自分の絵を買って欲しい)からだとか。それでモスクワまで来ちゃうものなんですね!そして「英語しか喋れないのが悔しい」という理由もあるのだそう。「ここでは、誰も英語が話せてかっこいいね!なんて言われないし、アメリカで内緒の話ができる、秘密の言語が欲しいんだ」とのこと。やっぱりそう思うよね!とちょっとアメリカ人と通じ合えた瞬間でした。

最後に先生から聞いた話を少し。 私の先生だけに限らず、ロシア人はジョークが好きなようです。

ロシア人の元にフランス人から届いたメール「ロシアではカーシャ(ソバの実のお粥)を食べるんだって?フランスではそんなの豚しか食べないよ!」ロシア人の返信「フランスではカエルを食べるんだって?ロシアではそんなの豚も食べないよ!」 真ん中にいるのが豚、右下にいるのがカエルだそうです。私の先生はロシア語しか使わない代わりにかわいい絵で意味を教えてくれるので癒されています。

かなり際どいロシアジョークも2つほど聞きましたが、警察に怯えたくないのでまた機会があれば書こうと思います。

Пока!

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