馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

キリル文字とアルファベット

今日は少し語学のお話。

Привет!

これは「プリビィエーット」という感じの発音です。(毎回登場させていますが) П→p、p→r、и→i、в→vに置き換えてあとはそのままで発音します。こんな風に英語のアルファベットに置き換えると実は知ってた、という単語が街中に転がっているのです。

地下鉄の駅を歩いていると、目の前にいた掃除をしているおじさんの背中にこんな文字が。

"Топ-сервис"

先ほどの置き換えたものに с→s、も付け加えると読めませんか?そう、top service(トップサービス)です。こんな風に暗号解読のように読んでいくと、なかなか街歩きも楽しいです。

例えばこの店。 Я→や、というのを知っていると… 「やきとりや」ですね。焼き鳥屋!?!?今度行ってみます。ここの奥に日本食材もあるとか。それにしてもこのロゴマークいいなあ。鶴かと思ったらお箸を持つ手なんですね。

このworld classの文字の下(このワールドクラスっていうのも怪しいな)、これも一瞬全然知らん単語かと思いきや! Ф→f、н→n、л→l、y→u、б→bに変えてみてください。 Fitnes(s) clubです!フィットネスクラブあったのか。

ここまでで気づいた方もいると思いますが、そう、アルファベットとキリル文字で同じのを使いながら読み方が違うものがたくさんありますね。学校でスペルを聞くときに大混乱です。

先生によるとロシア人もアルファベットを伝えないといけない時は大混乱らしいです。 例えば、cpm625@〜〜というようなメールアドレスを電話口で伝えなくてはならない時。 ちなみにここでロシア語の筆記体を見てみましょう。 Tの筆記体の小文字に注目です。これmやん。まごうことなきmやん。 ちなみにМの小文字はмです。

話を戻して、先ほどのメールアドレスを説明する時は、「シー、あーロシア語のエス、ピー、いやロシア語のピーじゃなくてロシア語やったらアール、エム、そうそう筆記体のTによく似てるやつ、」みたいな説明になるらしいです。 @はа Сабака(あー さばーか)というそうです。サバーカは「犬」という意味なので、「そして犬」と言ってるそうです。 なぜか先生はこれを説明しながら爆笑していました。こっちが笑いたいわ。

上のは、皆さんもよく知っている人名です。 x→hなので… そうです、ハルキ ムラカミ(村上春樹)ですね。 今日、授業で彼の職業を聞かれたのですが、私が答える前にFさんに「知ってる!ポルノ画家!」と言われてしまいました。しばし絶句した後、「作家やで」と答えたら、今度はN君に「タコの絵描いてなかった?」と。春画か!北斎か!!慌てて「葛飾北斎は昔の人やし、村上春樹は今の作家」ということを説明しました。

いろいろな発見があって毎日楽しいです。 全員ユニクロを知らなくて少し悲しかったですが、日本のことを広めていこうと思います。

Пока!

ポチッとクリックよろしくお願いします! にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ
にほんブログ村