馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

ツァリーツィノ公園

「週末晴れてたら、エカチェリーナ二世の公園に行く?」と金曜日に旦那に言われました。

というわけで、今日は快晴だったのでこの週末は公園シリーズと相成りました。

公園と同名のツァリーツィノ駅を出ると、驚くほど大阪の下町にそっくりな風景が広がっていますが、そこを抜けて見えるのは 期待が高まります。

立派な門を抜けて入りますが、公園自体は入園無料です。 奥の方に噴水が見えたり、その向こうにはなにやらかっこいい屋根が見えたりしていますが、 とりあえず…広い!! 綺麗だし、みんな散歩しているし、平和を絵に描いたような風景でした。

金曜日の段階で知っていた情報は「エカチェリーナ二世がとても場所を気に入ったけれど、離宮を作ってもらっている途中で中が気に入らなかったのでほっておいた。彼女の死後、息子たちがついに工事の停止を言い渡し、2世紀にもわたってそのままだったところを2005年に工事し直して完成させた宮殿があるらしい」というものでした。 入り口から20分ほどアイスクリーム片手に散歩していると、見えてきました! ため息が出るほど綺麗です。 いたるところで結婚式のカップル(昨日と合わせると6組みました)や、妙齢のお嬢さんがお見合い写真のようなポーズで撮っているところが見受けられます。

「入り口こっち→」の標識に従っていくとミュージアムがありました。その前にはこの宮殿を頑張って設計した(のに気に入られなかった)建築家の銅像があります。 …大きくないですか?

ミュージアムの入り口はこれです。 地下にチケット売り場やお土産物屋さんがあるのはトレチャコフ美術館と一緒ですね。そしてまたもやチケット売り場の前はながーい列。 やっと順番が回ってきてお金を出すと、窓口の横にいた、小さいお子さんを連れたお父さんが"It's free today"と一言。…英語だ! 偶然にも今日は無料の日だったようです。それでこんなに人がいるのか。

宮殿の中がミュージアムになっていました。 素敵な廊下を進むと、なんと!!! こういうところを見ると、ロシア帝国って感じがしますね。年甲斐もなく、入った瞬間に「うわあー」と言ってしまいました(語彙力…) 堂々のエカチェリーナ二世です。

この部屋を抜けると、いろいろな展示があります。 この宮殿、この状態で200年置かれていたようです。草ぼーぼーの状態からどうやって新しく建てていったか、というのを映像や写真やレプリカでどんどん見せてくれました。部屋全体を工事現場に見立てた内装にしていたり、読み放題の資料部屋があったりと工夫されていて面白いところでした。そこからは王室にあった家具や小物、制服の展示。なんといってもどの部屋にもいるエカチェリーナ二世!各年代の彼女の絵が飾ってあります。そろそろ街中で出会っても認識できそうです。

実は、チケット売り場で買えた(今日はもらえた)のは、宮殿内と、"хлебный дом"(パンの家)という場所の共通券でした。 なので、宮殿見学が終わるとパンの家へ。 うんうん。パン作ってそう。 一階は風刺画の展示でした。9月までの特別展だそうです。 二階は常設コーナーですが、なんか入れ物やら、人形やら、刺繍やら、いろいろ飾ってあります。 よくわからないまま、二人で「パンの家とは…?」と言い合いながら帰途に着きました。

夕方なのでこんなに綺麗な景色が見送ってくれます。 ああ、来週はどこに行こうかなあ。晴れたらいいなあ。

Пока!

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