馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

prime star

Привет!

気候が良くなってきたからか、毎週何かしらのイベントが行われていて楽しいです。いい季節になったなー!相変わらず空気は冷たいですが、先週までに比べて圧倒的に晴れの日が増えました。散歩にちょうどいい季節です。いつまで続くのかな!

昨日も友達と散歩していると、気がついたら三時間近く経っていました。ずっと話していたからか喉が乾いてきたので、街中のファストフード店に立ち寄ることに。それがこちら「Prime Star」です。 ここの店舗は小さめなので看板には出ていませんが、緑色のリンゴマークの真ん中が星型に抜いてあるのがロゴです。

公式ホームページへ行って知ったのですが、ロシアの外食産業大手のNOVIKOVグループの傘下なんですね。このグループ名はよく聞くので、グループのホームページへ行って驚きました。рыбы нет もфаршもChinaClubも、高級和食レストラン(日本人がシェフとしていらっしゃいます)のFumisawa Sushiも全部ここの傘下でした。…どれだけ儲かっているんだろう…。すごく安いわけではないけれど、ちょっとした贅沢にいい値段設定で、お店の雰囲気がいいところばかりです。レストラン一覧を見ていると、私の行きたいお店リスト上位はたいてい入っていますし、行ったことがないところも楽しそうな雰囲気で、いつか訪れてみたくなるお店ばかりでした。

そんな中で自分の食べたいものをショーケースからとってレジでお支払いするタイプのカフェであるPrime starはレストランに比べて立ち寄りやすいです。この季節ぴったりのレモネード(250mlで119p)を手に、店内の椅子に腰を下ろしたところで思い出しました。

そういえば、前回ここで面白い商品を発見したんだった! それがこちら。ファストフードとは言っても、ショーケースにはサラダからサンドイッチ、ヨーグルトまで体に良さそうなものが並んでおり、レジ横には自家製のパンなども置いてあります。その中で目立っていたのが上の写真に写っている「寿司ラップ」でした。

3月に友人が日本から来た際、ロシアのファストフードを紹介しようと初めて入ったのですが、この商品を前にして二人でしばし固まってしまいました。…巻き寿司だよね…?ちなみにこちらでは「ロール」といえば巻き寿司、「スシ」といえば握り寿司を指します。この商品には英語では「寿司ラップ」という名前が付いているものの、ロシア語では「スシルーレット」という名前が付いていました。「ロシアンルーレット」の国でこの名前…不安が拭えません。

種類も、ツナ(マグロ)、鮭、ターキーの三種類があります。いや待って最後どうしたん。寿司ってなんや。勇敢な友達が合意してくれたので、とりあえずマグロを買ってみました。保険をかけて二人で1つです。

ナイフもらい忘れた、と思っていたら2つ入りでした。ラッキー。いや、ラッキーじゃありません。持ち上げた時に少し海苔がめくれてしまって、中から出て来たのは、トルティーヤみたいなものです。ケンタッキーのツイスターの皮を思い出してもらえればご想像いただけるでしょうか。なぜか内側にはご飯が。どうして…どうしてトルティーヤ入れたの?

友人と二人で震えながら、付いてきたスイートチリソースに浸して食べてみます。…案外合う!マグロを買ったのに中に入っていたのは間違いなく鮭でしたが、それでも不味くはないです。リピートするかは置いておきますが、ネタとしてはありだなと思いました。この商品開発に私が携わっていたらトルティーヤは入れませんが、新しい寿司としてはアリでした。

ちなみにここのレモネードは少し味が薄めで飲みやすいです。「レモン味」と「ナチュラルな味」の二種類があり、いつもナチュラルを選んでいるからかもしれませんが。ところでナチュラルって何のナチュラルなんだろう。レモンじゃないのかな。

街中でよく見かけるお店なので、話のネタにも是非立ち寄ってみてください。

Пока!

にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ
にほんブログ村

水タバコに挑戦

Привет!

みなさんノースリーブや半袖で外を歩いているので、私もサンダルを履いてみました。家を出た瞬間、空気の冷たさに家へ引き返しそうになりましたが、遅刻しそうなので辞めました。寒いです。いえ、18度なのでそこまで寒くはないのですが、覚悟していたより寒いです。今地下鉄で前に座っている人がノースリーブにサンダルです。ロシア人すごいな。

この間、旦那の先輩方とご飯へ行きました。ウズベキスタンの一都市、サマルカンドの名を冠するこのレストランでは、もちろんプロフ(ピラフのようなもの)やシャシリク(肉だけを串に刺したバーベキュー)などを出しています。 (最後のgはキリル文字のдの筆記体なので「ド」と発音します)

グルジア料理のハチャプリやヒンカリもあり、ウズベキスタン料理…?となりましたが、お料理は美味しいし、お店の雰囲気も良かったです。何よりメトロПроспект Мира(プロスペクト・ミーラ)駅のオレンジ線出口目の前というアクセスの良さもポイントが高いです。話すのに夢中でお料理の写真を撮り忘れたので、店の外の看板を。ビジネスランチが290pからですって!今度はお昼に行こう。 時々BGMが突然大きくなり、ベリーダンスが始まります。かつてはイスラム教がメインになっていたこともあり、かなりエキゾチックな雰囲気のお店でした。先日ウズベキスタンを訪れたという先輩から彼の地の魅力をこれでもかというほど聞いたので、今年中に絶対行きたいです。物価も安いそう。

先輩が「頼んだカリャンが来ない」とそわそわし始めました。カレーでも頼んだのだろうか、と思っていたら、来たのはこれ! 少し画像が暗くてみにくいですが、水タバコです。チャイハナのような中東アジア系のお店でよくお客さんが楽しんでいるのをみては挑戦してみたいと思っていました。

水タバコはロシア語でкальян(カリャン)といいます。今回は私自身が注文したわけではないので値段はわかりませんが、水タバコを置いているレストランにはウェイターさんとは別に水タバコ専門の店員さんがいるそうです。彼が60cmもあるような水タバコを持って来て、上についている小さなお皿に木炭のようなものを入れてくれます。そしてホースの先をくわえて試し吸いをしてから、自分のマウスピースを外して注文した先輩に渡していました。この時、マウスピースが人数分きたので私も試させてもらうことに! マウスピースのみ。

ちなみに私は一度もタバコを吸ったことがないので比較はできませんが、戸惑いながらもボコボコという音がするまで吸ってみると、ほのかに甘い香りがしました。むせることもなくゆっくり息を吐くと、煙が出てきました。不快感は全くありませんでした。

今回私はビールを飲んでいませんでしたが、先輩の話によるとアルコールは比較的早く回るようになるようです。紙タバコと違ってゆっくり吸うので身体的影響が少ないとも多いとも言われていますが 、1、2度経験する分には面白いのではないかと思います。中毒性のようなものは感じませんでした。 時々(20分に一回くらい)専門の店員さんが炭を替えにきてくれます。その度にホースから試し吸いしているのか息を吐いているのかわかりませんが、調節していました。

ロシアには水タバコの器具を売っているお店は少なくなく、日本よりは普及している気がします。機会があったらまた挑戦してみたいです。

Пока!

にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ
にほんブログ村

敬語について

Привет!

昨日地下鉄に乗っていると、おばあちゃんと若い男の子が言い争いをしていました。聞いていると、席を譲らなかったとかそういう話のようなのですが、周りの人も男女関わらず男の子を責め始めました。そのうち、男の子がその中の一人の男性を突き飛ばし、あわや暴力事件になるかと思いましたが、周りの人が当事者二人を羽交い締めにしてなんとかその場は収まりました。文字通り「一触即発」の現場です。次の駅で男の子は降りて行き、周りの人は皆また他人に戻りましたが、私はその男の子を責めているときの一体感に驚いていました。全員が口を揃えて「彼女は『年長者』なのだからいうことは聞くべきだ」という言い方をしていたのです。前から感じていましたが、小さい子供はとことん可愛がり、お年寄りは尊敬する、という文化が日本より強い気がします。

先日、漫画『テルマエロマエ』の作者であるヤマザキマリさんのコラムを読みました(こちらはその続きです)。詳しくは読んでもらうのが一番なのですが、テレビで流れている外国人インタビューの吹き替えがあまりにもフレンドリーすぎないか、というお話です。記事内では英語とイタリア語について書かれていますが、先述したようなお年寄りを敬う文化のあるロシアでも、敬語は存在します。 ロシア語では他のヨーロッパ言語によくあるように、主語によって動詞の形が変わります(表は「働く」という動詞の活用です)。私(я)、君(ты)、彼・彼女(он・она)、私達(мы)、君達(вы)、彼ら(они)の六種類なのですが、面白いのが「君(ты)」を複数形にすると、つまり「君達(вы)」にすると、丁寧な表現である「あなた」になるのです。相手が一人でも「вы」とそれに伴う動詞の形を使うと敬語を使うことになります。

日本のテレビを見て育ってきたからか、少しロシア語が分かり始めた頃は周りの人が話す内容は脳内で「〜なんだよ!」「〜してね!」という陽気な語尾で訳されていました。なかなかイメージとして敬語が出てこないのです。私がそう思ってしまった原因はおそらく2つあります。1つ目は、先ほども書いたように「相手のことを言う」時にしか丁寧に言っているかどうかがわからないのです。日本語ほど「謙譲語」がはっきりしていないので、自分のことを話す時に相手が言った言葉が「〜が大好きです」なのか「〜が大好きなんだ」なのかがわからない。すると親しみやすい方にしてしまったのかな、と思います。

2つ目はただの勉強不足なのですが、相手が話していることをパッと理解しようとすると、重要な単語だけを拾ってしまいます。主に名詞と動詞の語幹だけで何が言いたいのかある程度予想はつきます。そして脳内で文章として整理する時には単語の間を埋める言葉(助詞や助動詞ですね)は思わず普段使っているものになってしまったのではないか、と思われます。

このことに気がつき、きちんと相手の語尾まで聞き取る余裕が出てきてからはこのブログに書くときもきちんと敬語かそうでないかを使い分けるようにしています。ここで、よく読んでくださっている方は気づいたかもしれません。…それにしてはフレンドリーな表現を使っていることが多くない?

そうなんです。なぜか店員さんと話すと50パーセントくらいの確率で「君(ты)」を使われます。私はちゃんと「あなた(вы)」を使っているのに。これは子供を可愛がる、というもう1つの文化に触れているのかもしれません。そんなに子供に見えますか。この間トイレの修理に来てくれた業者さんが「あなた」を使った時には少し感動しそうになりました。

語学学校では先生に対しても「君」でいいよ、と言われています。新しい先生になった時も「あなた」で話しかけると「そんな年寄りじゃないからやめて」と言われました(大学など年配の先生が多いところでは「あなた」にしないといけないそうです)。おかげさまで私は「君」の方を使い慣れてしまい、お店や初対面の人に思わず使ってしまいそうになります。慌てて「今ロシア語勉強中で…!」と言い訳して、なんとか笑って許してもらっていますが、この言い訳はいつまで有効なのでしょうか。

かつてレストランで、横に座った人たちが「あの人、まだ会って2日目なのに君(ты)を使ってきたの」と誰かのことを話しているのを聞いてしまったことがあるので充分気をつけたいと思います。

Пока!

にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ
にほんブログ村

J-Fest

Привет!

朝晩の空気は少し冷たいままですが、日中は思わず「ぬるい」と言ってしまうような気温になってきました。太陽が出ているともう「暑い」です。そう、やっと夏がやってきました!!(いつまでの命かわかりませんが)

夏といえば、海に、花火に、夏祭りですよね。モスクワは内陸地なので海はないとして、花火は一年中やってるし、夏らしさを感じられる日本風の夏祭りはさすがにないかなあ…と思っていると、ありました! (※イメージ画像ではありません) モスクワでこんなやぐらが見られるなんて!

NHKのニュースにもなったようで、もう知っているという方もおられるかもしれませんが、モスクワ最大の公園、ゴーリキー・パークでJ-Festが開かれました。私は初めて行ったのですが、実は2008年から開催されている、歴史の長いイベントです。 国際交流基金と日本大使館が主催しているこのイベントは日本文化の紹介を主な目的にしています。一緒に行った方によれば、去年まではホテルの一角でコスプレがメインで各店舗もブースで区切られていたようですが、今年は初の屋外開催!曇り(そして雨)の予報もなんのその、日差しが暑いくらいのいいお天気の元で夏祭りを楽しみました。

こちらが案内の看板。ゴーリキー公園にある美術館「ガレージ」において、9月から日本の芸術家、村上隆さんの常設展が開かれるということで、その美術館の前の広場が使われました。

12:00からやぐらでのパフォーマンスが始まるということで、その時間を目指して会場に着きました。すでにたくさんの人が来ています。日本の夏祭りのように屋台もたくさん出ていて、中でもお好み焼き、焼きそば、たこ焼きを売っていた屋台の前には長い列が!とりあえずそこへ並びながらお友達を待ちました。 こんな風に屋台が並んでいます。面白かったのはパナソニック提供の、最新家電を使ってシャシリク(カフカス地方のバーベキュー)を焼いて売っているところでした。日本の技術とロシア文化がうまい具合に出会ったと感じさせるものでした。

私たちが並んでいる屋台は欲張りにも3商品(たこ焼き、お好み焼き、焼きそば)を扱っているからか、1つ1つのクオリティは低そうでした。焼きそばはおそらく蕎麦を焼いているようですし、中でもたこ焼きは3個140p(280円)という大阪人が聞くと暴れそうな値段設定と個数です。後から知ったのですが、別のたこ焼き専門の屋台ではちゃんと舟に8個乗せて販売していました。

他には毎度お馴染み鯛焼き屋さん(タロ芋味が出ていたので長い列に並んで買いました!美味しかったです)、アイス鯛焼き屋さん、ラーメンやスムージー、そしてアニメ関連グッズの店舗などもありました。ベビーカステラとりんご飴があったら完璧ですが、今後に期待したいです。

やぐらでは盆踊りを教えてみんなでやってみる、というイベントが一日3回行われていました。日本から舞踊の先生を呼んで来たそうで、美しい着物姿で暑い中ロシア人にも分かりやすく教えておられたのは流石です。もちろん通訳さんはいらっしゃいましたが、簡単な単語はロシア語を使っておられたのも嬉しかったです。一度「хорошо (ハラショー)」とその先生が言ったのを通訳さんが「отлично(アトリーチナ)」とわざわざ訳したのだけ腑に落ちませんでした。同じような意味ですが、先生今ロシア語使ってくれたやん。今回のイベントでは「河内おとこ節」ときゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」の順番で踊ったのですが「河内〜」の方で基本的な振り付けを教え「にんじゃ〜」ではそれをふまえた上で「忍者」のポーズを足すだけにしてあり、踊りやすく工夫されていたのが見ていてとても面白かったです。本当にみんな忍者好きですね。

もちろん会場にはコスプレをした人もたくさんいましたが、アニメベースのものだけでなく、アメコミや有名な映画を基にしたコスプレも多かったです。「13日の金曜日」のジェイソンに扮した人が自作の切れなさそうなチェーンソーを持っていたために警備員に止められていました。

けん玉のやり方講座や、浴衣コンテスト、将棋レッスンに習字教室などもあったりとかなり大規模なイベントでした。 燦々と太陽を浴びて、懐かしい日本の夏に触れて、楽しい時間を過ごすことができました。今度は違う国をテーマにしたお祭りにも行ってみようと思います。

Пока!

にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ
にほんブログ村

スーパーのポイントカード

Привет!

近頃旦那が練習しているバラライカの曲があまりに軽妙なので、 呼ばれるようにして思わず踊ってしまいます。こんにちは。初めの方こそ「盆踊りやめて。レッスン中に思い出すやろ」と真顔で静かに怒られましたが、最近は私の踊りも楽しんでいるようです。私自身は盆踊りをしているつもりはありませんが。ロシアの民族衣装でも着れば、日本ぽさは消えるでしょうか。

日本の踊りといえば、去年は赤の広場で行われる軍歌フェスティバルに阿波踊りが参加していましたが、今年はどうやら日本からの参加はないようです。残念。HPを見ていると全体的に去年より参加国が減っている気がしますが、今年も行きたいと思っています。レポをお楽しみに!

そろそろこちらに来て1年だなあと思いながら、こちらに来たばかりの頃の記事を読み返していたのですが、一年経つと少し変化もあります。それがこちらの記事に書いた、スーパー事情です。実は最近、ポイントカードが導入されました!

6月の半ばにお店へ行き、800p以上使ったら突然「カード作りましょうか?便利ですよ!作っておきますね」と半ば強引に作られました。おそらくほとんど毎日行っているので顔を覚えてもらっているのだと思います。

ネットで会員登録をしないと使えませんが、この一ヶ月で驚くほどお世話になっているので少しご紹介をしたいと思います。カードと一緒にこんなリーフレットをもらいました。

他のスーパーでもカードを持っているかよく聞かれるのですが、クレジットカード機能が付いたものが多く、なかなか作ろうと思えなかったのです。その点このお店のカードは安心です。

基本的に20p(40円)で1ポイントがつく仕様になっています。なかなかお得な感じがします。先ほどリンクを貼った、去年書いた記事では店名の読み方が少しわかっていない感じで書いてありますが、正しい読み方は「ピチョーラシュカ」と言います。カードのデザインでも分かるように「5(=ピャーチ)」がキーワード。店名の「ピチョ」はこの「ピャーチ」が少し変形したものです。この数字はポイントカードでも重要な役割を果たしています。なんと555p以上買えば、20pで1ポイントが10pで1ポイントつくようになるのです!ただでさえ計算はそんなに得意な人が少ないように思うのですが、こんなややこしい制度を作ってしまって大丈夫でしょうか。

さらに、カード発行から一ヶ月は555p以下であれば10pで1ポイント、以上であれば10pで2ポイントつくという太っ腹具合!また誕生日の前後3日間は10pで5ポイントもつけてくれるそうです。楽しみだなあ。

そうやってせっせと一ヶ月ほど通ってはポイントを貯めていました。すると気がつけば1600ポイントも貯まっているではありませんか(レシートで確認できます)。これなら1600p引き!?かなり大きいです。次の日にそわそわと「ポイントを使いたいです…」と言ってみると「あ、いいですよー」と割り引いてくれました!160pほど。…あれ?

リーフレットには書いていないのですが、なんと10ポイントで1p割引されるようです。それなら初めから100pで1ポイントつきます、と書いてほしかった。ややこしい制度を使っているので難しいかもしれませんが。

発行から一ヶ月を過ぎてしまったので、先月ほど面白いくらいには貯まりませんが、ちょっとでも節約の足しになればと頑張ろうと思います。それにしても、日本のような制度も増えてきて、暮らしやすくなったなあと感じています。

Пока!

にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ
にほんブログ村

モスクワリウム

Привет!

テレビで「ブジー・アリーナ特集!」と言っていたので思わず画面を見ると「ウッディ・アレン特集」でした。アレンの、と言うのが格変化のせいでアリーナに聞こえたようです。知っている人名なのに一瞬わからないとびっくりしますね。ちなみにハ行もガ行に変わる節があります。例:ハワイ→ガワイ、ホノルル→ゴノルル、ホロスコープ→ゴロスコープなど。あ、ハリー・ポッターがガリー・ポッターになっていた時は新しいパロディ本かと思いました。映画にもなっているやん、俳優さんも似た人を呼んできて…と思ったら本人でした。紛らわしいな!

さて、先日水族館に行って来ました! その名もモスクワリウム。モスクワ+アクアリウムというネーミングなのだろうなとすぐ分かりますが、実際建物を目にすると思ったより大きく、近代的で少し感動してしまいました。海遊館ほど大きくはありませんが、十分楽しめそうです。

場所は宇宙飛行士博物館スケートなどで何度か訪れたことのあるВДНХ(ベー・デー・エヌ・ハー)の奥でした。ВДНХの入り口で行き方を調べると、1.7km歩けと言われます。…なんて大きな公園なんだ…。モスクワの夏は至る所で工事をしていますが、ここもその例に漏れず。道がガタガタしていて少し歩きにくかったです。ВДНХの入り口入ってすぐ、左手にモスクワリウムの入場券を買えるブースがありました。大人一人1000p(2000円)です。子供は3歳以上が500pでした。

相変わらず若干厳しい身体チェックを抜けると、 こんなところに。実は水族館は地下にあり、地上1階はチケット売り場とお土産物屋さん、2、3、4階がショースペースになっています。イルカやシャチのショーを見るためには別料金が必要で、噂によると日本のものより少しクオリティは落ちるそう。今回はそれに4000円払うのを見送ったので、見ていません。ショーのクオリティについての真偽のほどは、暇で仕方がない時にでも見に行って確かめようとおもいます(多分行かない)。ちなみにショーのチケットは映画館のように座席指定で売っていました。

さあ、エスカレーターを降りて水族館の見学開始です。降りたところで こんなスクリーンが迎えてくれました。この前に水が流れ落ちるのですが、文字になっています。上の写真は「モスクワ」と書いているのをギリギリ撮り損ねたところです。すごかったのは、世界地図や日付、現在時刻まで描かれていたこと。時刻なんて1分ごとに変わるのに…!

日曜日ということもあってか、お子さんがめちゃくちゃ多かったです。もう子供を見に来ているのか魚を見に来ているのか分かりません。ざっと見た感じ、エイが多いように感じました。 飛んでいるエイ。

個人的に日本にいる時はいつもイオンで買って食べていたパンガシウス(白身魚)の生前の姿が見ることができて、大満足しました。なぜか水槽脇の表示では、魚の名前は英語で書かれていて、説明はロシア語なのです。やはりこのような専門的な単語は英語でもロシア語でも難しいですね。他にはタカアシガニがいたり、ニモ(カクレクマノミ)とドリー(ナンヨウハギ)が同じ水槽にいたり、ペンギンはいなかったり(動物園に大量にいました)、白クジラよりシャチの方が人気ですごい人だかりだったり、水槽のガラスに度が入っていたので近づくと酔いそうになったり、日本の水族館と比べることができて面白かったです。 ここではありませんが、触ることができるコーナーもありました。そこには小さいサメが泳いでいて、さすがに触る勇気は出ませんでした(日本のどこかの水族館でもサメを触ることができるところがあったと思います。

また、館内には魚を見ながらのカフェや(さすがに寿司はありませんでした)、角を曲がるごとにアイスクリームスタンドなど、長居できるようになっています。特にカフェに併設されていたテーブルとベンチには自宅から持って来たご飯を広げて食べている家族がたくさんいました(私と友人もそうしました)。

そして至る所にオブジェもあります。天井から大きな魚のオブジェが吊ってあるのはまだ納得できるのですが、 なんで恐竜がいるの…。お土産物売り場でも魚のぬいぐるみに混じって、ペンギンやリアルな鶏や、やっぱり恐竜のぬいぐるみがあって納得がいきません。魚のぬいぐるみにもピンクの唇が付いていたり、なかなかロシアンクオリティを感じることができました。

雨の日などには絶好の場所です! Пока!

にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ
にほんブログ村

新聞「メトロ」

Привет!

先生が変わって、一時間目にみんなで話す内容が「ちょっとした真実」から「世界の面白いニュース」になりました。ただ、どうしてもニュースとなるとテロの話や政治的な話が多くなってしまい、かといって面白いニュースを探すのも大変…ということで、地下鉄で平日の朝配っている新聞、その名も「メトロ」から毎日1記事ずつ分かるところだけ読むことになりました。 日によって分厚さは違うのですが、最低でも8面、多い時には30面まであったりします。

初めの頃は、貰っても先生の言う記事を見るだけで精一杯だったのですが、最近はちょっと電車の中で新聞をめくってみるようになりました。すると色々と面白いコーナーを見つけたりしたので、今日はこの新聞をご紹介したいと思います。

週5日配っているうちの4日ほどは一面広告で新聞を挟んであり、その広告のほとんどがダーチャ(ロシア人の多くが郊外に持つ小さな庭と一軒家)についてで、この新聞が無料なのはここに理由があるようです。一度、新しいユニクロの店舗がオープンする時にはユニクロの広告がどーんと載っていました。

一面は政治の話や世界での事件。それ以降はエンターテイメント情報(映画についてが多いです)、国内外の著名人のインタビュー、読者の投稿写真コーナー、ちょっとした世論調査(賄賂についてや老後についてなど)、そして最終ページは必ずスポーツについてです。このような記事は読み応えがあっていいのですが、やはりまだパッと開いて私でも辞書を使わずに大まかな内容が理解できるような記事を探すのには時間がかかります。そこで見つけたのが上の写真のような星座占いでした。

これなら自分の星座だけを探して短い時間で読めますし、わからない単語があっても学校についてから調べられる量なのでいい勉強になるのです。最近気づいたのですが、自分にとっていい内容の時の方が理解度が上がる気がします(都合のいいことに)。あまり良くない内容の時は少し持って回った言い方をしているからのようです。

紙面が多い時にはアネクドート(ちょっとした笑い話)まで載っていました。ロシア人はアネクドートが大好きで、生活が大変になればなるほど、笑い話にして乗り切っていたそうです。時々どこが笑いどころなのかわからない時もあるのですが、この時のものをいくつかご紹介しますね。

・今日はアルコールを飲まなかった30日目だ!あ、連続してじゃないよ、もちろん。(こんなことを言うからロシア人のステレオタイプができるんじゃないのか…)

・「一年でどんな季節がある?」「春、秋、冬だね」「3つしか挙げていないじゃないか!夏はどこに行ったんだ?」「まさにその質問を今年はずっと自分に問いかけているよ」(今年はあまりにも冷夏だからですね)

・男性に卒業年を聞かれた時は正しく答えているわ。彼らは私がすべての学年で留年したことなんて知らないんだもの。(新しい年齢のサバの読み方ですね)

こんな感じです。

他にも クロスワードと数独まであります(普段はどちらかだけなのですが、この日は拡大号だったのかどちらも載っていました)。数独はСудоку(すーどくー)と書かれています。かつて、英語を勉強する時にクロスワードを解いてゲーム感覚で語彙を増やしたので、このロシア語クロスワードにも挑戦してみたいと思います。

金曜日の新聞には「Weekend」という週末のイベントや映画情報が載っていたり、街行く人々にインタビューした記事も載っていたりととても楽しい内容になっています。無料ですし、いいお土産にもなるかもしれません。

Пока!

にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ
にほんブログ村