馬耳風風 (ばじ カザフう)

2016年7月末〜 2018年8月 モスクワ/2018年10月〜 カザフスタンのアスタナ

音楽祭「スパスカヤタワー2016」

Привет!

昨日に引き続き音楽祭の模様をお届けします。

お伝えしたようにどんどん寒くなってくるので、周りの家族連れやカップルは抱き合って温め合いながら見ていたのですが、様々な手違いと勘違いが重なり一人で見に来ていた私は心まで寒かったです。ショーが始まったら気にならなくなりましたが。

会場はこんなところです。 真横にワシリー寺院が見えます。このワシリー寺院、これからプロジェクションマッピングで大活躍するので写真は後ほど。 こんな大きな会場を建てたのはすごいけれど、即席感が伝わってくる作りで、ショーの途中で周りのロシア人が興奮して暴れたらどうしよう…とちょっと心配しながらの鑑賞になりました。

20:00に始まると、まずロシアの軍隊の演奏→全体行進→各国のパフォーマンス→全体行進&演奏、という感じで2時間半つづきました。 阿波踊りは各国のパフォーマンスの真ん中の方でした。 広い会場、加えて足元も悪い中の披露でしたがとても美しく、他と趣向が違って周りのロシア人も興味津々でした。 でもやっぱりどこが終わりかいまいちわかっていないようでした。あと外国特有の「フー♪」みたいな掛け声と口笛は阿波踊りに対しては若干違和感を感じながらも、気づいたら私もやっていました。 入場と退場の際にアナウンスがあるのですが、毎回退場の際に「スパシーバ!」と言っていました。阿波踊りのときによく聞いていると、「ドウモアリガトウ!……ゴザイマシタ」という声が聞こえたので(なんか間がありましたが)、毎回その国の言葉で感謝を伝えていたみたいです!そういうところが素敵ですね。

音楽祭というイベントを文字と写真のみで伝えることに早くも限界を感じてきたので、主に3点について書こうと思います。

①衣装

軍歌の音楽祭なので、日本以外の国は軍服で登場します。 子供コーナーに展示してあったものです。 だいたい色が違うくらいで、遠目に見るとほとんど同じに見えてしまいます(軍服好きの人からしたら噴飯物のコメントですみません) ところが1カ国だけ、明らかに違う衣装がありました。 モンゴルです。初めの全体行進でめっちゃ浮いていて、「絶対モンゴルや」とわかるくらいでした。 本当にこれで戦うんでしょうか。目立って仕方がない気がします。 そして夜だからか、他との差をつけるためか、光っている軍服が2国ほどありました(1つはロシア、もう1つはどこだっけ…) 後ろの人たちの胸の周りにご注目ください。ズボンにも一本ライトが付いていましたが、何人か電気が切れていたのでツメが甘いです。 バグパイプ軍団(EUからです)は伝統的なキルトスカートを履いていたり、目にも楽しい音楽祭でした。 そういう意味では、明らかに日本の衣装は戦闘向けではなく、加えて寒くないか心配になりました。参加された方々、風邪などひいておられませんでしょうか。

②各国の紹介

実は会場の端っこに大きな白い丸い風船のようなものが置いてあって、あそこから何が出てくるのかずっと気になっていたら、イメージ映像を映すためのものでした。 例えばギリシャはこんな感じ。 パルテノン神殿ですね。これとオリーブの映像でした。 モンゴルはゲル、シンガポールはあの上にプールがある大きなホテル、マリーナベイサンズです。だいたいイメージは同じやな。 日本はどうせ富士山と桜やろ、と思っていたら(もちろんその2つもありましたが) まさかの城。 この写真、実家に送ったらどこの城かで大論争に発展しました。結論は一応暴れん坊将軍にも使われた改装前の姫路城ということになっていますが、ご意見お待ちしています。

また、その映像に合わせて、ワシリー寺院がライトアップされたりプロジェクションマッピングされたりするのですが、元の色が強いのでちょっと見にくかったです。

③音楽、出し物

基本隊形はこんな感じです。 右の白い人たちが演奏し、左の青い人たちが音楽に合わせて隊形を変えたり、銃剣のパフォーマンスをしたりします。 そういう時の音楽は海上自衛隊の音楽隊の演奏を想像してもらえればだいたい合っていると思います。 ほとんどの国が銃剣を使うパフォーマンスをしていました。本当に揃っていてかっこよかったです。空砲には少し驚きましたが。

それぞれが自国の特色を出そうと様々な人を呼んでいました。 モンゴルの民族衣装で踊る人たちが入って来るところです。 シンガポールも歌姫と伝統的なダンサーがパフォーマンスしたり、べラルーシは女の子たちがバトンを披露したり、EUは突然オープンカーがやってきてキルトスカートを履いた女の子たちがラインダンスしたり、イタリアはマントを羽織った人たちがオペラ歌い始めたり 自由な感じになってきました。 みんな知っている曲はめっちゃ歌います。なんか乗せられて私も歌っていました。 特にイタリアの「オー・ソレ・ミオ」はみんなで歌い、オーストリアが「エーデルワイス」を演奏し大合唱になった時は「サウンド・オブ・ミュージック」を思い出して泣きそうになりました。 最後の全体演奏ではくるみ割り人形でした。(この時はバグパイプが入ってきませんでした!)

また、演奏中アナウンスが結構煽ってきます。 ロシアのパフォーマンス中何回みんなでура!!!(ウラー、「万歳!」みたいな感じ)と叫んだか。一体感が味わえて楽しかったです。

締めは花火。今年花火大会に行っていなかったのですごく嬉しかったです。

これは来年も行きます!!! かつてないほど長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます。

Пока!

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国際軍歌フェスティバル

Привет!

昨日、旦那が阿波踊りの人たちに「日本人の方ですよね?」と日本語で話しかけに行ったことを今頃思い出しました。当たり前やろ。多分その質問は向こうがしたかったと思います。

連日お伝えしている通り、今国際軍歌フェスティバルが赤の広場で行われています。 こちらに来て初めての大型イベントなので満喫してきました!

国立歴史博物館の方から赤の広場に入ると、まず子供用のコーナーがありました。 カフェや、軍服や武器の展示をしているテント、歴史のテント、ステージなどが並んでいます。初日だった土曜日の11:00から、そこでオープニングセレモニーが始まりました。 ああ、ロシア美女ってこういう人たちを言うのか。司会者の人がめちゃくちゃいい声で、後ろのブラスバンドの指揮者がかっこよかったので幸せでした。 歴史博物館がかっこいい建物なので、ブラスバンドの音が映えます。 こんな大きなチェスもあったり 実際にエンジンが付いている子供用レーシングスペースもありました。私も乗ったら抜けなくなると判断したので列に並ぶのはやめました。 もう、可愛い子供がいっぱいです。こちらは日本より小さい子の数がなんとなく多い気がします。(私たちが子供の行くところにしか行っていないという説もあります)

そして日曜日、20:00からのチケットを握りしめて再度赤の広場に16:00ごろに行くと、出入り口が封鎖されていました。慌てて警備員さんにロシア語できくと、わざわざ英語のできる人を連れてこられました。…通じなかったのか。 「あーこの券なら18:00から入れるよ」という言葉を受け、横のグム百貨をぶらぶらしました。 こんな棚を見つけました!

結局19:00前に赤の広場に入ったら、音楽祭「スパスカヤタワー2016」が行われる臨時ステージの横に、ショー・リングと書かれた小型のリングがあったのでよくわからずに入り、1つだけ空いた席に座りました。 後ろでは、座れなかった人たちが通路に立ったので座っている人達との攻防が繰り広げられていました。怖かったです。

19:00になったら… 馬!!!次から次に繰り広げられる馬のショーでした。いや、ていうか何頭出てくるの? あとこちらの国では、新作ウェデングドレスの発表会も馬上でするようです。 相手役も出てきて、くるみ割り人形の音楽に合わせてワルツをしています。 と、そのとき、後ろからバグパイプの音色が。 このあとの音楽祭に出場する人たちが「せっかくだから移動中も演奏して楽しませよう!」としてくれているようです。 バグパイプは形といい音といい大好きなのですが、くるみ割り人形とのコラボはいただけませんでした。 周りの人たちも前と後ろのどちらを見ていいかわからずキョロキョロしています。 突如始まった聴覚へのテロが終わる頃、目の前では悪役っぽい黒馬とさっきのカップルたちが対峙していました。 なにがあった。何よりストーリーがあったことにびっくりです。 めでたく愛の力にやられた(多分)悪役は退場していきました。 あいだあいだに軍服を着た人たちのショーも挟んで飽きさせません。 「戦火の馬」という映画を思い出しました。 軍服と馬の組み合わせかっこいい!!!とかなりテンションが上がっていたのですが、このあとかなり軍服を見ることになります。 結局このショーが終了したのは19:40。日も落ちてきて、気温は15度くらいです。温かい紅茶を売っているお店の前は20分で捌けないほど並んでいるし、ここぞとばかりに毛布を売っている人もいましたが、1000p(1500円強)だったので諦めました。

…本題の音楽祭に入る前ですが、長くなりすぎたので続きは次にします! Пока!

いつもありがとうございます!!

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阿波踊り

♪踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損

ということで、阿波踊りを見に行きましたよー! 赤の広場で見る気満々で朝起きて(チケットも手に入れていたので)、今一度確認しようと阿波踊りのFacebookを開いたら… 「午前中はパヴェレツキー駅前広場にて踊りを披露し…」とありました。 え、赤の広場じゃないの?というかどこ? 慌ててチケットを見ると、начало 20:00とあります。20:00まで入れる券だと思っていたら、読めなかった(そして無視していた)ロシア語は「始まる」という意味でした。 イベントのウェブサイトに行き、改めて時間と場所確認。…ちゃんと書いてあったー! 言葉ってとても大事ですね(何十回目かの実感)

サイトによると、11:00-11:30までだそうです。行き先変更。

10:45に駅に着きました!! 大きな駅です。…だれもいません。

でも看板があったので、 一安心していると、目の前にバスがついて中から阿波踊りの格好をした方たちが降りてきました!!! 思わず話しかけに行きました。 その方たちによると、11:30からだそうです。 日本語で聞けてよかったです。気さくな方達でした。こちらに住んでいるというと、「やっぱり冬は寒いんですか?」と聞かれましたが、まだ1ヶ月なのでお答えできなくてすみません…!冬はこれから経験します!

写真を撮ってもらって、少し用事があったのでその場を離れたのですが、15分前に戻ってくると、 人だかりが!(みんなどこで時間知ったの?)

あちこちで写真大会です。私たちも一枚撮ってもらったら、あとはロシア人の専属カメラマンになりました。中には日本語で頼んでくる人もいて、嬉しくなりました。

いよいよ始まりました! 基本の踊りが終わった後は、団長さん(?)の挨拶と、踊りの説明がありました。 真ん中の二人が、団長さんと通訳のロシア人です。…二人ともマイク持ってない!団長さんの声はよく通るので私にはとても分かりやすかったのですが、周りわかっているのかな? 案の定そこ笑うところでも拍手するところでもないで!!というところで皆さん思い思いの反応をしていました。 何しろこんな群衆の中です。 声も吸い取られます。 そしてこの中から何人かロシア人を呼んで、みんなで踊ってみよう!のコーナーが始まりました。 なかなか皆さん上手で、見ていてとても楽しかったです。

そこから今回オリジナルの踊りの披露。

ところで足元を見ると ずっとこんな風につま先だけで踊っているのですね。下駄なので安定感はあるのだと思いますが、夜に披露される赤の広場は石畳で普通にスニーカーでも少し歩きにくいので、大変だと思います。

また、決めのポーズのときに「せいやっ」と短い掛け声がかかるのですが、私の後ろのロシア人がвсе(フショー、「全て」という意味。英語だと"that's all"みたいな感じです)と聞き間違えていて、「あれ、終わったの?でもまだ踊っているよね?」と大混乱でした。んー聞こえないこともなかったかな。ところどころ笑いが起きていたのも不思議です。

最後には見ている人を巻き込んで、広場を踊りながら回ります。 徳島在住の友達に、「踊り方知らなくても参加できる、にわか連っていうのがあるから踊ったら?」と言われていたし、一文目に書いた阿波踊りの文句が頭から抜けなかったので参加してみました!まさかモスクワで阿波踊りをすることになるとは、人生何があるかわかりませんね。 この男の子が本当に楽しそうにぴょんぴょん跳ねていたのが可愛かったです。

何と言っても太鼓の音が心地よく、楽しいリズムと笛の音を聞いているだけでも嬉しくて、幸せな気分になりました。 恥ずかしながら日本で(しかも関西で)暮らしていたにも関わらずちゃんと見たことがありませんでした。モスクワにいると日本のもの!と聞くだけで行きたくなるので、母国にいるより母国のことに興味を持っている気がします。見にきてよかったです。

今から赤の広場に行くぞー! 最後にはさっきの阿波踊りもあるらしいので、いろいろな国の音楽とともに楽しんできます!

Пока!

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お散歩

Привет!

今日は明日の下見も兼ねて、赤の広場周辺のお散歩に出かけました。

広場入り口のアーチ前がなんだか物々しい雰囲気です。いつもここ荷物チェックや身体チェックないのに…。

赤の広場の周りでは、いつもなにかしらのテーマを持った出店が並んでいます。今のテーマは新学期。もうすぐ9月ですもんね! 文房具屋さんはもちろん、入学式などで着れそうなシャツ、スクールバッグからおもちゃ、アイスクリーム屋さんが軒を連ねていました。

ずっと欲しかった単語を書くノートをゲット! 表紙に「ノート」というロシア語が大きく書かれているので、誰が見ても一目瞭然な感じがいいですね。一冊25p(40円ほど)。やたらと英文が表紙に書いてあるものも見かけたのですが、そういうのがオシャレだと感じるのは日本に似ているなーと思います。

そして、出店の中に「アリ屋さん」がありました。なにを言っているかわからないかと思いますが、文字通り「蟻🐜」を売っています。うじゃうじゃいました。びっくりしすぎてじっと見ていると、店員さんにスマホで写真撮るための小型虫眼鏡を半ば押し付けられました。それで撮った写真を載せるか迷ったのですが、まだこのブログを閉鎖したくないので、見たい人は個人的に言ってください。すごくリアルです。 もちろんアリの巣も売っていました。アリ用の万里の長城も。なんでもアリなんですね(すみません)。 ここで旦那に「アリは無脊髄動物で最強やねんで」というよくわからないフォローも受けました。

こんなオシャレな椅子もあります(ちょっとちゃっちいけど)。新学期フェアなのでここで学校の宿題をしてみたら白い目で見られたのでもうしません。

子供用に遊び道具もたくさん!実は無類の木馬好きなのですが、未就学児しかいなかったのでさすがに諦めました。そして映画でよくバーなどに置いてある憧れのサッカーゲーム!全然空きません。

ちなみにこのテーマは9/4までです。見ているだけで楽しいのでお近くの方は急いで!

そこからニコリスカヤ通りにそってルビャンカ駅まで歩きました。 バレニキ屋さんも、FARШもある! ロシア人は英語にしかない文字F、Rと、ロシア語にしかない文字шが一単語に共存していて混乱しないのでしょうか。読み方はファルシュだと思っています。

ルビャンカ駅の前にはこんなおもちゃ屋さんがあるのです! これ全部中はおもちゃ屋さんです。子供にとっては夢の国だと思います。 ここの最上階は無料で入れる展望台になっていると先生に教えてもらっていたので行ってきました。 なぜかここでロシアに来たことを実感しました(もう1ヶ月経っていますが)。

中は 荘厳な感じ。でもおもちゃ屋さんですからね、子供用の服屋さんもあれば、映画館、子ども科学実験室みたいなところ、恐竜クラブ、フードコートやレストランも充実しています。 レゴの階が素晴らしかったです。 これ全部レゴ。こんなのがあちこちにありました。手前の新幹線や船も動きます。

シルバニアファミリーのコーナーでは突然周りの子供も巻き込んでショーが始まりました。 大きいこのメインキャラクターって怖いんですね。 2mくらいある懐かしのファービーがロシア語でしゃべっていたり、店員さんがラジコンカーを競争させていたり、かなり面白かったです。 NYのトイザらスを思い出しました。

あ、ここで、ふうせんの実買えますよ! 180p(270円くらい)だけど。 ここジェーツキーミールはルビャンカ駅直結です。雨でも安心!

家に帰ってきたら17000歩歩いていました。そろそろ足腰が新しい形に発達しそうです。

Пока!

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クラシックコンサート

Привет!

実はモスクワに来てから二週間近く、自信喪失&不安でかなり落ち込んでいたのですが、そんな時に日本人向けのモスクワ情報誌にこんな文字を発見しました!

「チャイコフスキー記念オーケストラ@クレムリン大会宮殿」

ロシア生まれの作曲家といえばチャイコフスキーというくらい有名な人の曲を聞けるの!?しかもクレムリンで??

一気にテンションが上がり、旦那にお願いしてチケットを取ってもらいました。 こちらではネットで予約したら、ロシア語で電話が来て(旦那が対応してくれたのでうまくいきました)、家まで届けてくれるのです。そこでお支払い。届ける人も大変やなあ…

チケットにもチャイコフスキーって書いてあります!ここから1ヶ月弱ほどほとんどこの日を生き甲斐にしていました。前日には夕食を作りながらyoutubeで「くるみ割り人形」や大好きな「ヴァイオリン協奏曲」を流して、予習もバッチリです!

…そんなわけで、昨日は学校が終わったあと赤の広場にいました。 昨日お届けしたような浮かれた雰囲気と、クレムリンは木曜日が休館だということからコンサートホールに入るのに一苦労でしたが、警備員に出会うたびに道を尋ねてやっと入り口に辿り着きました。 後ろを振り返れば、クレムリンの建物がどーん ただただ美しかったです。

コンサート会場はこんなところ。 エントランスホールは、床が磨き上げられているらしく、若干滑ります。

入場する前に、パンフレットを買いました。 あれ…?

席に着く頃にはさっき感じた違和感が確信に変わります。

これ、もしかして映画音楽のコンサート…? チャイコフスキーってなに???と思ったら、「偉大なチャイコフスキー記念オーケストラ」(直訳)という楽団が今日の演奏者のようです。 演目はいろいろな映画の名場面の音楽。

戸惑いながら横を見ると、昨晩半強制的に予習させられた旦那が絶望的な顔をしていました。

大丈夫です、なんといっても私は「趣味は?」と聞かれたら即答で「映画と音楽鑑賞です!」というくらいの映画好きです。好きなものが融合しているのです。ただ問題は、ロシア映画はノータッチなこと。唯一「オーケストラ!」という映画なら見たことがありますが、他は本当に手に取ったこともなかったのです。パンフレットを見ても知らない映画ばかり。

…手違いはよくあることです。まあ結構チャイコフスキー楽しみにしてたけど、モスクワでの初オーケストラ体験を楽しむことにします。

始まりました。 19:00からなのに10分くらい遅れたことや、一曲目が始まっても席についていない人とかもいましたが、そういうものかな、と思いながら見ていました。 後ろの画面で映像を流しながら、素晴らしい音楽を奏でてくれます。 はじめに言っておくと、オーケストラの演奏は素晴らしかったです。一糸乱れぬヴァイオリンの弓の動きや、トロンボーンの腕の動きなど見ていて気持ちが良かったです。

ただ、映像が…! 知らない映画だからかもしれませんが、ダイジェスト映像と曲の盛り上がりがあってない。 ダイジェストしすぎて、「え、なんでこうなったん!?」という想像できないストーリー。しまいには映像を諦めて劇中写真でストーリーを追っていくスタイルをとったものも。 映像を流してくれたものも、「さっき見たで?」っていうような映像が3、4回流れます(もはやダイジェストじゃない) 映像からよくわかったのは、「ロシアの冬は吹雪いていて寒そうだな」ということだけでした。 ただただどの映画もストーリーが気になって仕方がないまま、ホールをあとにすることになりました。

もう1つ、観客が…。 最後の演奏が終わったらスタンディングオベーションの一人目が立ち上がりました。二人目が続きます!…と思ったら帰り始める二人目。 そこから半分くらいの観客が帰ってしまいました。奇しくも楽団員が壇上から見送る形に。 そしてそこからアンコールが始まったのです。 これさっき聞いたやつや!初めて知ってる曲が出てきました(当たり前) え、これ普通なん??

もう一度言うと、演奏は本当に素晴らしかったです。どうかモスクワにいるうちに彼らのチャイコフスキーの演奏が聴けますように。 加えて、また違うコンサートに行って、観客の様子を観察したいと思います。

帰りはライトアップされた赤の広場が見送ってくれました。 日曜日にまた来るで!!

結果的に興味深い体験ができたと思います。

Пока!

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イベント準備中

Привет!

ついにきてしまいました…いつか来るのはわかっていたのですが、まだ大丈夫かなと思っていたのです。 私の脳のメモリーはもう一杯のようです。 もともとそんなに覚えることは得意ではないので、二週間も単語を吸い続けるのが驚きだったのですが、今日ついに先生に「今日どうしたの!?」と言われるくらいロシア語の意味が分かりませんでした。でも明日テストなので頑張ります。

今日N君が蚊に刺されたとかで虫刺され(虫除け?)薬を買ってきました。 瓶は透明なので緑の液体です。 それを見た先生が、 「ソビエト時代はウォッカが高かったから、みんな薬局に行ってそれ買って飲んでたわ!」と言っていました。本当でしょうか。

ところで、いま赤の広場でケバブを食べながらこれを書くという優雅な午後を過ごしていますが… 何も見えへん。

今週末から来週末まで、一週間「国際軍歌フェスティバル」をするそうです。 お友達からこの話を聞いて興味を持っていたところ、日本にいる母から「赤の広場で阿波踊りするんでしょ?」という連絡がきました。 思わず「私が?」と聞いてしまいましたが、そんなはずはなく(オファー来てない)、日本からここモスクワにこのフェスティバルのために呼んだそうです。 …阿波踊りが軍歌かどうかはおいておいて、俄然楽しみになってきました。なんとかチケットを手に入れて、今週末に臨みたいと思います。

おみやげ物屋さんもずらり。 そのうちの1つに「日本」と書かれたお店を発見!!

ワクワクしながら近寄ります。 日本のもの買えるかな!!!! …ロシアのおみやげじゃない??

でもこんな看板も発見しました。 阿波踊ってる!!(思わず日本語がおかしくなります)

やたら楽器を持っている人とすれ違ったり、後ろから練習が聞こえてきたり、結婚式の撮影しているカップルがいたり(モスクワに来てから7組目)、人が多くて、天気も良くて、なんかもうすごく楽しいです。

以上モスクワからでした! 今週末にレポートをできるかどうか、お楽しみに!

Пока!

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キリル文字とアルファベット

今日は少し語学のお話。

Привет!

これは「プリビィエーット」という感じの発音です。(毎回登場させていますが) П→p、p→r、и→i、в→vに置き換えてあとはそのままで発音します。こんな風に英語のアルファベットに置き換えると実は知ってた、という単語が街中に転がっているのです。

地下鉄の駅を歩いていると、目の前にいた掃除をしているおじさんの背中にこんな文字が。

"Топ-сервис"

先ほどの置き換えたものに с→s、も付け加えると読めませんか?そう、top service(トップサービス)です。こんな風に暗号解読のように読んでいくと、なかなか街歩きも楽しいです。

例えばこの店。 Я→や、というのを知っていると… 「やきとりや」ですね。焼き鳥屋!?!?今度行ってみます。ここの奥に日本食材もあるとか。それにしてもこのロゴマークいいなあ。鶴かと思ったらお箸を持つ手なんですね。

このworld classの文字の下(このワールドクラスっていうのも怪しいな)、これも一瞬全然知らん単語かと思いきや! Ф→f、н→n、л→l、y→u、б→bに変えてみてください。 Fitnes(s) clubです!フィットネスクラブあったのか。

ここまでで気づいた方もいると思いますが、そう、アルファベットとキリル文字で同じのを使いながら読み方が違うものがたくさんありますね。学校でスペルを聞くときに大混乱です。

先生によるとロシア人もアルファベットを伝えないといけない時は大混乱らしいです。 例えば、cpm625@〜〜というようなメールアドレスを電話口で伝えなくてはならない時。 ちなみにここでロシア語の筆記体を見てみましょう。 Tの筆記体の小文字に注目です。これmやん。まごうことなきmやん。 ちなみにМの小文字はмです。

話を戻して、先ほどのメールアドレスを説明する時は、「シー、あーロシア語のエス、ピー、いやロシア語のピーじゃなくてロシア語やったらアール、エム、そうそう筆記体のTによく似てるやつ、」みたいな説明になるらしいです。 @はа Сабака(あー さばーか)というそうです。サバーカは「犬」という意味なので、「そして犬」と言ってるそうです。 なぜか先生はこれを説明しながら爆笑していました。こっちが笑いたいわ。

上のは、皆さんもよく知っている人名です。 x→hなので… そうです、ハルキ ムラカミ(村上春樹)ですね。 今日、授業で彼の職業を聞かれたのですが、私が答える前にFさんに「知ってる!ポルノ画家!」と言われてしまいました。しばし絶句した後、「作家やで」と答えたら、今度はN君に「タコの絵描いてなかった?」と。春画か!北斎か!!慌てて「葛飾北斎は昔の人やし、村上春樹は今の作家」ということを説明しました。

いろいろな発見があって毎日楽しいです。 全員ユニクロを知らなくて少し悲しかったですが、日本のことを広めていこうと思います。

Пока!

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